これからの女性写真家たち 〜私が撮りたかった女優展 Vol.5〜 aika

2024年3月16日(土)〜26日(火)に、東京・日本橋兜町「AA(アー)」にて開催される『私が撮りたかった女優展 Vol.5』。今回は起用された写真家の中から、3名の女性写真家にインタビュー。第二回目は女優・恒松祐里さんを撮影した写真家・aikaさんに、写真を撮り始めたきっかけや心に残っている作品、そして「私が撮りたかった女優展」の作品づくりについて詳しく伺った。

これからの女性写真家たち 〜私が撮りたかった女優展 Vol.5〜

これからの女性写真家たち 〜私が撮りたかった女優展 Vol.5〜みやじまなほ
これからの女性写真家たち 〜私が撮りたかった女優展 Vol.5〜 aika
– これからの女性写真家たち 〜私が撮りたかった女優展 Vol.5〜三森いこ(comming soon)

PHOTOGRAPHER PROFILE

aika

PHOTOGRAPHER PROFILE

aika

1992年生まれ、埼玉県在住。2018年よりフィルムカメラを始め、ファンタジックな世界観を表現し、その 一貫した作品作りで支持を集める。現在はアパレル関連の広告・ アーティスト撮影などを中心に活躍の場を広げている。2024年4月にフラワーアーティスト・近藤萌とインスタレーション2人展を開催予定。

instagramのアイコン @_1119_a_ 別のタブで開く @___a310___ 別のタブで開く URLリンクのアイコン https://www.aikaphoto.com/ 別のタブで開く

写真との出会いはいつ頃、どんなきっかけでしたか?

2017年頃、花火を綺麗に撮ってみたいと思い、デジタルカメラのマニュアル機能を独学で勉強したことが、写真を撮りはじめたきっかけです。撮った写真をInstagramにアップしているうちにカメラ友達との出会いがありました。休日にその友達と遊びながら写真を撮ることで、写真撮影とSNSでの発信を続けられました。

また、2018年の夏頃に、カメラ友達がフィルムカメラで撮った写真を見て衝撃を受けました。その頃私はデジタルカメラで撮影していましたが、フィルムカメラでの撮影をはじめて、よりその魅力に惹かれたことが今も撮り続けている理由の一つになっていると思います。

自身に影響を与えた作品があれば教えてください。

作風としては、私はジブリ映画の自然や建物、小物の描写、そして色使いがとても好きで、それを参考にしています。美しい風景を見つけて、モデルさんを中央に配置した構図をよく撮影しています。最近の撮影でも、ジブリ映画のシーンをよく参考にしています。

これまでの活動で印象に残っている作品や仕事を教えてください。

1. 個展『PALLET』にて発売した写真集(表紙の写真)

吉祥寺のにじ画廊で2週間、はじめて開催した個展『PALLET』で販売した写真集です。

2018年から2021年まで撮りためていた作品群のうちの一つで、こちらのシリーズはどの写真もお気に入りです。見ていただいた方にこの写真が印象に残ったと言っていただきました。

2. アクセサリーブランド『enn.』のヴィジュアル写真

2018年からのカメラ仲間が、アクセサリーブランド『enn.』を立ち上げた当初から、私に専属カメラマンとしての仕事を依頼してくれました。

こちらの写真は、初めてNew YorkでのPOPUPが決定した際のヴィジュアル写真です。enn.はこれまでナチュラルな雰囲気を重視していましたが、この辺りから自然の力強さをリングのデザインに取り入れるようになり、それに合わせて写真も画の強さに意識を向けて撮影しました。

同じブランドを撮り続けられる機会をもらえたことで、enn.と共に私も成長してこれました。今後もブランドと一緒に大きく成長していきたいです。

3. 2023年1月クリエイティブチーム Blomma結成

2023年1月に、モデル、ヘアメイク、スタイリスト、デザイナー、そしてカメラマンといった異なるジャンルのクリエイターたちが集まり、チーム・Blommaを結成しました。チームでは、定期的に作品を発表すると同時に、他ジャンルの方を招いてコラボレーション撮影を行っています。

さらに、2023年6月には「MOAMOA」と題した展示会を開催しました。映画をテーマに据え、実際の映画のようなグッズを展示・販売しました。撮影に留まらず、制作物の展示会を開催するなど、新たな展開につなげられるというところがチームの強みです。今後も様々な作品制作やイベントの企画・実施をしたいと考えています。

ご自身のクリエイティブの特徴を教えてください。

作品撮影においても、必ずチームを組んで撮影に臨んでいます。その理由は、将来的に実現したい撮影プロジェクトにおいて、様々な人と連携し作品を共同制作する経験が、自身の成長にとって大切だと考えているからです。初めは繋がりのない関係でも、Instagramでクリエイティブな作品を共有していくうちに、異なるジャンルのクリエイターの方と関わりをもつことができました。チームメンバーそれぞれの個性を最大限に活かしつつ、作品を制作する過程で感じる喜びは、撮影のたびに深まっています。

写真家として、ご自身の活動のコア(核)にあるもの、一貫したテーマがあれば詳しく教えてください。

ファッション性とアート性に焦点を当てた作品制作を行なっております。普段目にするようなファッション誌、広告、映画のポスターなどに影響を受けながら、日々様々なテーマをもとに作品を撮影しています。どんな撮影でも、テーマを持ってアプローチすることを大切にしています。

作品の撮影プロセスでは、テーマの決定から始め、チームと協力しながらイメージを共有し合います。この過程で生まれる新しい表現が特に魅力的で、そのプロセスも含めて、チームで素晴らしい作品を制作していきたいと思っています。

「私が撮りたかった女優展 Vol.5」について            

今回の「私が撮りたかった女優展 Vol.5」で撮影した作品について教えてください。

今回の撮影では、先述した“広告、雑誌、ハイブランドのヴィジュアル写真”をテーマにしました。

恒松祐里さんをMUSEとして“一枚で絵になる写真”を追求し、撮影場所にもこだわりました。ヘアメイクさんとスタイリストさんとは意見を交換しましたが、お二方とも信頼していたので、ヘアメイクや衣装の選定はお任せしました。撮影当日は天気も良く、素敵な衣装を身にまとった恒松さんが自由に動いてくださったため、私は空間と余白を重視して撮影しました。

今回の作品を通して最も伝えたいメッセージはなんですか?

伝えたいメッセージは「表現は自由であること」です。今後も自分が好きだと感じる写真を残せる環境を築いていきたいです。そして、その写真を見た方に少しでも何か印象を残せたら嬉しいなと思います。

撮影においても、様々な形や表現が存在しますが、正解はないと考えています。正解がないからこそ、見てくださった方に伝えたい時は自分の気持ちを率直に表現するしかないと思っています。私にとって、それが写真という手段なのかなと。様々なジャンルのクリエイターと出会い、感性を共有しながら、より深みのある作品を制作していきたいです。

最後に、今後挑戦してみたいことを教えてください。

私が関わっているクリエイティブチームの今後の活動に注力し、同時に個人としては広告、雑誌、そしてアーティストさんなどとご一緒できるお仕事を増やしていけたらと考えています。ファッション関連のプロジェクトにも参加したいと思っています。

何よりも、これまで共に作品を制作してきたクリエイターの方々とのお仕事の機会を更に増やしていきたいと願っています。

『私が撮りたかった女優展 Vol.5』

【会期】2024年3月16日(土)〜26日(火) ※会期中無休
【時間】11:00~20:00
※アーリーチケット制を導入:混雑を防ぐため、初日のみ9:30オープンとし、9:30〜11:00の入場料は大人/学生問わず1,800円となります。
【入場料】大人1,000円 学生600円 小学生以下無料
※アーリーチケットの場合 大人/学生問わず1,800円
【会場】AA(アー)|東京都中央区日本橋兜町6-5兜町第6平和ビルB1F(茅場町駅から徒歩3分 日本橋駅から徒歩5分)
Googleマップ

*前売り券の販売は特に予定しておりません。皆様当日受付後ご入場となります。混雑状況によってお待ちいただく場合がございます。
*入場料・物販は現金の他、各種クレジットカードや交通系ICカードもご利用頂けます。
*開催概要は変更となる場合がございます。随時SNSをご確認ください。