#12 帰り道|山岳収集家・鈴木優香の、山で出逢ったエトセトラ。

山を歩いている時間だけが、山の記憶になるわけではない。歩き終えたあとの静かな帰り道。バスを待つ時間。隣に座る友人との何気ない会話。窓から入り込む、季節の匂いを含んだ風。

その一つひとつが、その日の山をゆっくりと身体に刻んでいく。美しい景色に出逢えた日ほど、「終わってしまった」という寂しさは深く残るのかもしれない。今回、鈴木優香が綴るのは、山の終わりに訪れる、あのやさしくて少し切ない時間について。

PHOTOGRAPHER PROFILE

鈴木優香

PHOTOGRAPHER PROFILE

鈴木優香

山岳収集家。東京藝術大学大学院修了後、アウトドアメーカーの商品デザイナーを経て独立。現在はライフワークとして国内外の山を旅しながら、道中で出合う美しい瞬間を拾い集めるように写真に収めている。
山で見た景色をハンカチに仕立ててゆくプロジェクト「MOUNTAIN COLLECTOR」(2016〜)、写真展「旅の結晶」(2023)

instagramのアイコン @mountaincollector 別のタブで開く