とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はコニカのカメラ「Konica RECORDER」とその作例をご紹介します。

PHOTOGRAPHER PROFILE

𠮷井脩人

PHOTOGRAPHER PROFILE

𠮷井脩人

兵庫県出身。
物撮りをメインにフリーランスフォトグラファーとして活動中。

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作例で使用した機材 / フィルム

camera : Konica RECORDER
film : FUJICOLOR C200

わたしがKonica RECORDERで撮る理由

Konica RECORDERレッドカラー本体

横位置で横長が撮れるハーフカメラ。Konica RECORDERとの出会い

横位置でカメラを構えて、横長の写真が撮れるハーフカメラがあればいいなと調べている時に、フィルムを縦に送る構造のKonica RECORDERを知りました。見た目の可愛さも気に入ったこともあり、すぐに購入しました。

Konica RECORDERを使い続けたい理由

カセットプレイヤーの様な、四角くてレトロで可愛いデザインが使いたくなるポイントです。
フィルムが縦に送られる構造なので、ハーフカメラですが、通常の35mmフィルムカメラと同様に、カメラを横位置で構えて横長の写真を撮影できる点が魅力的です。
さらに、データバック付きのモデルでは、写真に日付を記録することも可能であり、使用する単3電池も一般的で手に入りやすいのも嬉しい要素の一つです。
ISO感度を設定すれば、その他の設定はオートで行われるため、カメラボディをスライドしてシャッターを切るだけで、何も考えずに撮影できる点が気に入っています。

▼information

Konica RECORDERの基本情報

Konica RECORDERは、1963年にコニカが発売した、半自動露光機能を搭載した35mmフィルムカメラ。その当時としては先進的な露光計システムを持ち、被写体の明るさを正確に計測し、露出を自動調整することが可能でした。また、操作が比較的シンプルでありながらも、高品質な写真を撮影することができることが特徴です。
スナップ写真からポートレートまで幅広い撮影シーンに対応し、当時のアマチュアからプロまで幅広い層に支持されました。そのため、現在でもコレクターの間で人気があり、コニカのカメラの歴史において重要な位置を占めています。

寸法:幅112.5×高さ77×奥行30.5mm/重量:250g(電池別)