FUJIFILM GFX 50R

とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回は富士フイルムのカメラ「FUJIFILM GFX 50R」とその作例をご紹介します。

PHOTOGRAPHER PROFILE

星野 慧

PHOTOGRAPHER PROFILE

星野 慧

2001年北海道生まれ。秋田県秋田市にある国際教養大学に在学中。高校在学時に写真を始め、大学進学後は広告における写真表現に興味を持つ。秋田で働く大人たちの面白さに惹かれ、卒業後も秋田でフォトグラファーとして活動予定。APAアワード2023写真作品部門入選。

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わたしがこのカメラで撮る理由

良いと思った瞬間を残し、さらにその光景にしっかりと向き合えるカメラを探していた時にこのGFX50Rと出会いました。持ち運びが苦ではなく、自分の理想の画に近づくことのできる素晴らしいカメラです。光の条件が厳しい時でもしっかりと色を残してくれる所が何より魅力的で、どんよりとした曇りの日の写りには驚かされます。

最近のカメラと比べると動作がもっさりとしているのですが、むしろそのお陰で落ち着いてシャッターを切れると感じています。一緒に使っているNikonやMamiya645のオールドレンズとも相性が良く、特にAi Nikkor 50mm f1.8との組み合わせが気に入って使っています。他のカメラ(フルサイズのデジタルカメラやフィルムカメラなど)と併用しやすい点もこのカメラの良さの一つです。

information

FUJIFILM GFX 50Rの基本情報

FUJIFILM GFX 50Rは、2018年に富士フイルムより発売された中判ミラーレスデジタルカメラ。
有効画素数は5140万画素で、「GFXシリーズ」の第二弾として多くの方に愛用されています。

「GFX 50S」より軽量化されているため持ち運びやすいことや、ファンクションボタンが5つ供えられているため、撮影スタイルに合わせて自由自在な操作アシストが嬉しいです。

ハイスペックながら持ち運びのしやすい富士フイルムの傑作といえる一台。
ぜひお手に取ってみてくださいね。

幅・高さ・奥行:160.7㎜×96.5㎜×66.4㎜
重量:690g