「ばちばち鳴ってる」星野文月|それじゃあ、写真の話をしよう。

作家が「写真」をテーマに物語を紡ぐ連載「それじゃあ、写真の話をしよう」。

今回は、星野文月さんによる「ばちばち鳴ってる」をお届けします。

古いアルバムをめくる時間は、ときどき過去を“見る”というより、“触れてしまう”感覚に近いのかもしれません。

納屋に眠っていた写真の中には、もう戻れない風景と、確かにそこにいた人の気配が残っていました。花火の光。祖父の手。湿った夏の空気。そして、消えた田んぼ。

失われてしまった場所を前にしたとき、それでも胸の奥で鳴り続ける記憶の音について綴られた一篇です。

PROFILE

星野文月

PROFILE

星野文月

作家・文筆家。1993年、長野県富士見町生まれ、松本市在住。
文芸誌や、WEBメディア、新聞などでエッセイやコラムを執筆。
主な著書に『私の証明』(百万年書房)『プールの底から月を見る』(SW)『不確かな日々』(ひとりごと出版)。
共著に『取るに足らない大事なこと』(ひとりごと出版)『もう間もなく仲良し』『絶不調にもほどがある!』(共にBREWBOOKS)などがある。

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