とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はOLYMPUSのカメラ「OLYMPUS PEN-F」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材
camera:OLYMPUS PEN-F
lens:G.Zuiko Auto-S 40mm F1.4
わたしがOLYMPUS PEN Fで撮る理由
フィルムカメラに興味を持った当初は、PEN-EE3というハーフサイズ カメラを使っていました。
その後、同シリーズに一眼レフがあると知り、気になったものの、当時は譲り受けた別の一眼レフがあり購入には至りませんでした。それから約10年後、40mm F1.4の明るいレンズが付いたこの個体に出会い、思わず購入して今日に至ります。
クラシカルな花文字のロゴや金属ボディ、小型ながら一眼レフであるところがお気に入りです。

白昼夢のような質感を演出できる一台
ハーフサイズなので、フルサイズに比べると解像度は控えめ。しかし、絞りや露出を工夫すれば、輪郭がとろけるようなボケや、粒子のある描写など、まるで白昼夢のような質感を楽しめます。
レンズは、最短距離35cmとよく寄れるため、植物や子どもの細部を写せるのも魅力。露出計もないので、露出の感覚も自然と身につきます。
フィルムならではの質感を楽しみたい方や、コスパよく表現の幅を広げたい方、露出感覚を身に着けたい方におすすめしたい一台です。

▼Information
OLYMPUS PEN-Fについて
1963年に発売された、世界初のハーフ判レンズ交換式一眼レフカメラ。
ボディ正面にあしらわれた、花文字の「F」のロゴはPEN Fならではの特徴。佇まいの美しさにこだわったこのデザインは、いまも多くの人を惹きつけています。
一眼レフならではの、レンズ交換やファインダーを覗いた正確な構図決めといった魅力はそのままに、通常より小さなハーフサイズのフィルムを採用。1本のフィルムで、通常の倍の枚数を撮影できます。コンパクトなサイズ感によって、軽快に持ち歩けて、じっくり撮影も楽しめるバランスのよさも特徴です。
幅・高さ・奥行:127㎜×69.5㎜×68.5㎜
重量:595g