とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はコンタックスのカメラ「CONTAX T2」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材
camera:CONTAX T2
lens:Carl Zeiss Sonnar T 38mm F2.8
わたしがCONTAX T2で撮る理由
亡くなった父の友人から譲り受けて、このカメラを使い始めました。大切に使われてきたカメラを受け継いだことで、自分もその思いを引き継ぐような気持ちがあります。
コンパクトで持ち運びやすく、オートフォーカスや自動フィルム装填のおかげで、ピントや交換の手間を気にしなくていいので、一瞬の光や心動いた瞬間を逃さず捉えることができます。

光の加減も、ありのまま写真に残せる
カールツァイスのレンズによる繊細でくっきりとした描写が特徴。光の角度によって変化する風景をありのまま写真として残せるように感じます。
フィルムカメラ初心者の方や手軽にカメラを持ち運びたい方、難しい設定に捉われず、心のままにシャッターを切りたい方におすすめしたいカメラです。

▼Information
CONTAX T2について
CONTAX T2 は、1990年に登場した高級コンパクトフィルムカメラです。カールツァイスT*ゾナー38mmF2.8を搭載し、シャープで緻密な描写と高いコントラストが特徴。オートフォーカス機能を備え、フィルムの装填から巻き取りまで全自動で操作可能。さらに、絞りをF2.8に設定して露出オーバーになる場合には、自動的に絞り込むシステムも搭載されています。
幅・高さ・奥行:119mm×66mm×33mm
重量:295g(電池別)