ジブリ映画『魔女の宅急便』のモデルになった都市・ガムラスタンへ【コーヒールンバ平岡のカメラとコーヒーを巡る北欧の旅 14】
松竹芸能のコーヒールンバ平岡佐智男です。
普段はお笑い芸人の他に、自分のカフェ「SACHIOPIA COFFEE」を運営したり、猿田彦珈琲の広報として参画しています。
2023年6月に行った、フィンランド・スウェーデンの北欧新婚旅行2週間の旅の様子をフィルムカメラでお届けします。
この文章と写真を全国の北欧新婚旅行をされる皆さんへ捧ぎます。
PHOTOGRAPHER PROFILE
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コーヒールンバ 平岡佐智男
松竹芸能所属のお笑いコンビ コーヒールンバとして活動。コーヒー芸人としてテレビ・ラジオに出演する傍ら、自身のカフェブランド SACHIOPIA COFFEE (サチオピアコーヒー)」をオープン。現在、猿田彦珈琲の広報として参画。また、 ジャパン バリスタ チャンピオンシップ」 (バリスタ日本一を決める大会)の司会も務めるなど全身コーヒーまみれの芸人。コーヒー芸人としての出演歴 日本テレビ ヒルナンデス!」 ぐるナイ」、TBS マツコの知らない世界」、MBS 林先生の初耳学」、TBS ラジオ ジューンスー 生活は踊る」 他多数
@sachio_coffeeforme @sachiohiraoka https://www.instagram.com/sarutahikocoffee/北欧新婚旅行40:大聖堂には行ったほうがいい
この日はガムラスタンを訪ねた。ガムラスタンとは、ストックホルム旧市街のことで、ジブリ映画の『魔女の宅急便』のモデルになった都市としても有名だ。
どこを見ても可愛い街並みで、旅行者にも人気の地区。本当に物語に迷い込んでしまったような気になる。
色々なお店などを見て回る前に、ストックホルム大聖堂に行くことにした。
やはり、その土地の神様に参拝してから的な日本人思考が働いたからかもしれない。
荘厳で素晴らしく、とても人気のスポットで校外学習で来ている地元の小学生なども多かった。
個人的にはドラゴンを踏んでいる馬の興奮している感じが好きだ。
北欧新婚旅行41:アイデアは世界を変える
ここガムラスタンには、ノーベル賞博物館もあり、観光名所になっている。世界を変えた偉人の中に日本人がたくさんいることを改めて確認できて誇らしかった。ノーベル賞博物館で、後輩の映像作家のために「idea is change world(アイデアは世界を変える)」と刺繍されたキャップを買ってお土産にしたが、かぶっているところをまだ1度も見ていない。この帽子をかぶって会議に出る勇気あるかな、と呟いていたような気もする。
北欧新婚旅行42:ジャンクフードだと思ってたら違ってた
「昼ごはんは屋台にしよう」と言ってきたのは妻だった。
え、屋台? ジャンク的な感じか……それだったらカフェに入りたいかもと一瞬思ったが、見せてくれた屋台の写真が可愛すぎて、絶対行きたくなった。
ここでニシンのフライマッシュポテトのセットをいただいた。1300円ぐらいだったと思う。屋台の隣のテーブルには1辺に1組という感じで座っていたが、地元のおばちゃんたちが食べにきていた。ジャケットのような綺麗な洋服でこの屋台を利用しているのも素敵だった。
ガムラスタンの海のそばにあるニシンの屋台でいただくランチプレートは特別な食事だった。なんて穏やかで趣向の凝らされたランチなのだろうと、妻のリサーチ力が光っていた。そういえば魔女の宅急便の中でニシンのパイが出てくるなと思い出した。この辺りはニシンが名物なのか。さらに味わいが深くなった。
北欧新婚旅行43:スウェーデン撮影会
ここで妻とは別行動開始だ。理由は好きな店に好きな様に行きたいからだ。
それ新婚旅行なのか?といろんな人に心配されたこともあるが、これが我々のスタイルだ。妻がお店周りをしているので私は写真を撮りにガムラスタン中心地へ。
可愛い街並みだ。ここは本当に旅行者も多く、みんな思い思いの場所に腰をかけて休憩をしている。飲食店は満席だ。
こだわりっぽいフィルムカメラを持った日本人を見つけて、ヨーロッパ近隣国の方だと思われる観光者が、写真を撮ってほしいと声をかけてきた。
この場所はなかなかのフォトスポットなのでカップルは誰か写真を撮ってくれそうでカメラを持ち逃げしない人の良さそうな人間を探しているのだろう。
「もちろん」と言い、コンパクトデジカメをいい感じの画角にし、がんばって撮影したのだが、「もうちょっと右」だの、「縦でも撮っとく!」と言って撮影していたら、あいつなんか無料なのにめっちゃ熱心に撮影してくれるっぽいと周辺がざわついて、平岡の撮影待ちで3組並んだ。
「OK!NEXT」とか言い出して調子に乗り出した自分に気がつき、反省して次のスポットへ行くことにした。
最後のカップルに、私のことも交代で撮影してくれないかとお願いした。
彼女のほうが、彼氏に「お返しに撮影してあげなよ」と耳打ちし、彼が自信なさそうにOKしてくれたのでGRⅢを渡したら、彼はスマホ以外のカメラ触ったことねえよ、どうしようという顔をしたが、彼女は、ほれ早く撮ってあげなよというプレッシャーをかけていた。
190センチぐらいあるのに緊張しながら頑張って片膝ついて撮影してくれた。
彼は大丈夫?と聞いていたが、僕は「パーフェクト!」と言って握手して別れた。
とっても綺麗に撮ってくれた。このちょっと斜めの感じが、彼の心境を表しているかのようで、大好きな1枚になった。
北欧新婚旅行44:スウェーデンの悪ガキ
撮影がひと段落して、フィルムカメラのレンズをいそいそと替えていたら、地元の悪ガキに脇の下からスマホを出して隠すように盗撮されていた(笑)。
私が気づくと、「この写真Airdropしてやろうか?」と言ってきた。なんか面白かったのでその画面ごと撮影した。