ストックホルムで人気のイタリアンスタイルなカフェ「Poli Café」へ【コーヒールンバ平岡のカメラとコーヒーを巡る北欧の旅15】

松竹芸能のコーヒールンバ平岡佐智男です。

普段はお笑い芸人の他に、カフェ「SACHIOPIA COFFEE」を運営したり、猿田彦珈琲の広報として参画したりしています。

今回もフィンランド・スウェーデンを訪ねた北欧新婚旅行の旅の様子をフィルムカメラでお届けしようと思います。

この文章と写真を全国の北欧新婚旅行をされる皆さんへ捧ぎます。

PHOTOGRAPHER PROFILE

コーヒールンバ 平岡佐智男

PHOTOGRAPHER PROFILE

コーヒールンバ 平岡佐智男

松竹芸能所属のお笑いコンビ コーヒールンバとして活動。コーヒー芸人としてテレビ・ラジオに出演する傍ら、自身のカフェブランド SACHIOPIA COFFEE (サチオピアコーヒー)」をオープン。現在、猿田彦珈琲の広報として参画。また、 ジャパン バリスタ チャンピオンシップ」 (バリスタ日本一を決める大会)の司会も務めるなど全身コーヒーまみれの芸人。コーヒー芸人としての出演歴 日本テレビ ヒルナンデス!」 ぐるナイ」、TBS マツコの知らない世界」、MBS 林先生の初耳学」、TBS ラジオ ジューンスー 生活は踊る」 他多数

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>>コーヒールンバ平岡佐智男の「北欧新婚旅行記」一覧

北欧新婚旅行45:イタリアンスタイルのPoli Caféへ。僕はチャオが言えない

ストックホルム6日目、北欧新婚旅行に来て早2週間ほど経とうとしていた。

その間の早朝カフェは相変わらず続いていて、ストックホルムのアパートの周りのめぼしいカフェはほぼほぼ周り切ろうとしていた。

この日は、前々から行きたいなと思っていたPoli Caféへ。このカフェはいつも混んでいるから、時間のある時に行かないと、と思っていた。

店に入ってわかったが、人気があるからというのもあるが、店内がとても狭い。店外に溢れていると思っていたが、店内はカウンターのみで、ほぼほぼ外での立ち飲みなのだ。

でもとても人気があることには変わりない。子供連れの家族もたくさんいた。

PoliCafeはイタリアンバール的なカフェで、店員は2名の渋いおじさまだ。サンキューとかタック(スウェーデンのありがとう)ではなく、グラッツェと言っている。

伝統的なイタリアンスタイルらしく、せっかくなのでマキアート注文した。小さいデミタスカップに濃いめのエスプレッソと少量のミルクが赤くてかわいいロゴの入ったカップに注がれて、すぐに出てくる。

それをテンションの高い定員のおじさんの、でかい声の響く店内カウンターでいただいた。マキアートは2〜3口で飲み終えるが、その雰囲気もあって、量とは別の満足感がある。ただ、飲み終わる頃に私はドキドキしていた。

店員のおじさんはお客さんが帰る時に、「チャオ!」と言っているではないか。

他のお客さんも慣れた感じで「チャオ!」と言って帰っていく。全員常連なのか、それとも文化の差か。

私は、「チャオ!」と言ったことがない。ちゃんと「チャオ」と言えるかどうか、分からないのだ。自分の中のチャオを掘り起こし、誰も聞こえない声でチャオの練習をし、デミタスカップを返し、店を後にした。

「チャオ。」と言ったはずだ。

だが、ストックホルムの歴史で一番小さな音量のチャオは、驚くほどテンションが高い店員のおじさんの分厚い鼓膜に弾き返されたようで、しゃぼんのようにふんわり宙に浮かび、そして静かに消えた。

店員のおじさんは日本人旅行者がなんて言ったかわからず、ただただ何も言わず見送ってくれた。

この後、アパートに帰った時にエレベーターでカップルとすれ違った。

彼の方は大学のアメフト部で“花形のクオーターバックやってます”という雰囲気だった。彼女の方は「ヘイヘイ」(北欧でハイ!みたいな感じ)と挨拶してきたが、クオーターバックの彼はでかい声で「チャオ!」と言ってきた。

俺はPoliCafeで「チャオ!」を経験しとるんじゃい、と言わんばかりの勢いで「チャオ!」を繰り出したつもりだが、やはりすぐに慣れるわけもなく、産まれたばかりの子猫が鳴いたようなチャオのが一つ口からこぼれただけだった。

北欧新婚旅行46:伝統的なコーヒーハウス「vete-katten」へ

PoliCafeで「チャオ!」に失敗した後、マキアートしか飲んでなかったのでもう一杯ぐらい飲みたいと、vete-kattenに行くことにした。

ここはスウェーデンの昔からある伝統的なコーヒーハウスらしい。確かに街中で何軒か見た気がする。

6月ともあって店内で過ごしているような野暮な客は私だけであった。みんなテラスでわずかな間だけ燦々と輝く太陽を浴びている。パソコンを開いている人は一人もいない。テラスに座ってお話するのだ。テラスに座る老夫婦の姿が幸せの正体を教えてくれているようだった。

北欧新婚旅行47:ストックホルムの市庁舎を見学。これが市庁舎?

ストックホルムの市庁舎にも滑り込みで訪ねることができた。

閉館の時間ギリギリに到着したので、ほんの5分ぐらいだったが、この壁だけ見学できた。

見学できたのだが、5分しかないのでこれがどういう意味の壁かわからなかったので、「これが市庁舎……。どういう市庁舎?!」という思いしか湧いてこなかった。

係の人に「写真を撮ってくれ」と頼んだら、断られたというより怒られたに近かった。おそらく今日1日で何百人に同じことを言われたのだろう。申し訳ない。なので机に置いてセルフタイマーで撮影したが、ピントがボケていた。「もう閉館の時間じゃ」と、警備員に怒られるように外に出された。

外は外で海パンの人がめっちゃ怒っていて、ストックホルムは油断できないなと思った。

そんな愛すべきスウェーデンの首都ストックホルムとフィンランドの旅も、終わりの時間が近づいていた。

北欧新婚旅行48:[番外編]北欧ノンアルコールビール事情

妻はお酒が大好きだが、私はお酒が飲めない。悲しいことに味は好きなのだが、アルコールを飲むとすぐにフラフラになってしまう。

なので、いつも日本ではノンアルコールビールを若干肩身狭く飲むのだが、北欧にきて驚いたことがある。それはノンアルコールビールの種類の多さだ。

日本では最近増えてきたとは言え、スーパーやコンビニにあるのは大体3種類程度ではないだろうか?

北欧のスーパーには、視界に見えている全てがノンアルコールビールだ。写真に写っていないところにもノンアルコールビールはあるので、本当にたくさんある。この北欧新婚旅行中に世界のノンアルコールビールを開眼し、20種類以上を飲んだが、まだ飲み干せていないものもあった。

ヨーロッパを中心にいろんな国から集まってきていたので、ビール自体の種類がすごかった。

しかもパッケージがどれも可愛く、選ぼうにも選びきれない。ブリュワリーのこだわりが詰まりに詰まっていた。

フィンランドではALKというアルコール専門店があったが、ここスウェーデンはSystem Bolaget(システムボーラゲット)というアルコール専門店でお酒は買う。政府が管理しているらしい。土曜は営業時間が短く、日曜は営業していないといった癖があるのでお酒好きは気をつけてほしい。

内容には関係ないが、システムボーラゲットの店員さんのタトゥーがイカしていたので載せておく。

滞在中はノンアルコールビールを毎食必ず飲んでいたので、かなりの量を飲んだはずだ。日本に帰ってきても種類の少なさに物足りなさを感じるが、飲み続けている。

結局、日本のノンアルコールビールって、めっちゃ美味いという結論になるのだが、北欧でお気に入りの数本と出会った。中でもおすすめの5本をご紹介したい。

NARRLANDS LJUS 0.5%

スウェーデン産

まろやかな口当たり、ほのかな甘さとフルーティーさ。後味もクリーンでホップの香りも素晴らしい。とっても好き。0.5%だけど大変美味しくいただけた。味も見た目もめっちゃ好き。

Carlsberg hoppy lager 0.0%

デンマーク産

少しフルーティーで飲みやすいノンアルコールビール。北欧で人気らしく、フィンランドのALKでもおすすめされたもの。

BLANC 0.0%

フランス産

ピーチ、ジンジャーエールのようなPOPさがある。ビールというより、ビールのカクテルのような印象。少し白濁している。パーティーが似合うようなノンアルコールビール。

KARHU 0.0%

フィンランド産

フィンランドのビールといえばのカルフ。様々なアルコール度数がある中、実はノンアルコールもある。しっかりしたビール感があり、冷やしてカラッとした日に飲むと最高。

FALCON SMAKFULL 0.5%

スウェーデン産

はちみつ、アプリコット、ブラウンシュガーのような甘さ。炭酸はきめ細かく少し弱め。滑らかでコクがある。液体は濃いめのブラウンで大人な雰囲気がある。少し割高。美味しすぎるし、選ぶ楽しみが最高であった。

りんご酒やベリー酒なども含め、ノンアルコール商品はとても幅広く取り揃えられていて、需要があるようだ。最近日本でもスマドリ(*1)のような考え方もあるし、イタリア料理屋でイタリアのノンアルなどあったりするが、スーパーやコンビニで手軽に購入できるノンアルコールビールの種類がどんどん増えていってもらえたら、本当に嬉しいし、そうなっていくと思う。

(*1)スマドリとは、飲む人も飲まない人も、自分の体質や気分、シーンに合わせて、適切なドリンクをスマートに楽しめる、飲み方の多様性のこと。

——次回:人がコーヒーを求めればそこはカフェなのだ【コーヒールンバ平岡のカメラとコーヒーを巡る北欧の旅16】