【作例レビュー】PENTAX 645N|ペンタックスのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.030
はじめてフィルムカメラを買いたいときの疑問を解消する連載「#わたしのカメラ」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回は、PENTAX 645Nとその作例をご紹介します。
Photographer・真田英幸 (@snd_noko)
PENTAX 645N作例
Camera
PENTAX 645N
Film
Kodak Portra 400
Photographer
真田英幸 Sanada Hideyuki
愛知県生まれ、東京都在住。
webメディア「minneとものづくりと」のフォトグラファーとして活動しながら、フリーでポートレートを中心に活動中。
instagram @snd_noko
twitter @snd_noko
わたしがこのカメラで撮る理由
中判のフィルムカメラは、他のカメラと比べてずっしりとしたサイズ感がありシャッターを押す時少し緊張が走ります。
「よし、撮るぞ。」という感覚が全身に走り、シャッターを押した時の大きな音が僕だけでなく、撮られている人にも伝わり、撮影の気分を上げてくれるのです。
「PENTAX 645N」は、中判でありながら、ファインダーを覗きながら撮影できます。
いつものカメラと同じスタイルで撮ることができるので、中判を始めたい人にもぴったり。
サイズも中判の中では持ち運びしやすく、リュックに入れて撮りたい時にサッと撮れるのが嬉しいです。
それでいて中判ならではの描写の美しさやボケ感もしっかりと押さえられていて、僕の中でとってもバランスの撮れたカメラです。
緊張しながらも力の抜けるところはちゃんと抜きながら撮れる。
僕の中で大事にしてる”被写体との距離感”にちょっと似ているような気がしていて、とても相性のいいカメラです。
information
PENTAX 645Nの基本情報
PENTAX 645Nは、1997年 旭光学工業(現:RICOH)のPENTAXの中判一眼レフシリーズ:645シリーズの一つとして発売された。
「スーパーフィールドカメラ」と呼ばれた操作性の高い「PENTAX 645」の後継機であり、6×4.5判世界初のAF機能が搭載されたPENTAX 645N。
”煩雑な操作が多い”というイメージがある中判カメラ。
露出・ピントの自動調整、セルフタイマーなどの多彩な機能を備えていることから、初心者でも中判カメラに挑戦しやすい一台。
645シリーズの後継機のレンズも対応している「645マウント」。
1998年の第15回カメラグランプリ受賞(カメラ記者クラブ主催)というお墨付き。
幅・高さ・奥行:150mm×111mm×117mm
重量:1280g(レンズ・電池なし)
PENTAXの中判フィルムカメラの作例記事はこちら↓↓
PENTAX6×7|#わたしのカメラ|vol.006
#わたしのカメラとは?
「作例から選ぶカメラ」そんな連載があったらいい——。写真と歩むライフスタイルを提案するCURBONがお送りする、作例から選ぶフィルムカメラ連載「#わたしのカメラ」です。