【作例レビュー】Nikon FE|ニコンのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.050

とっておきのフィルムカメラに出会うための連載「 #わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はニコンのフィルムカメラ「Nikon FE」とその作例をご紹介します。

Nikon FE3

Photographer / みしぇる。(Kikuyama Kohei)

1995年生まれ。沖縄県出身、滋賀県在住。
ことばと写真による表現を通じて、よりよい自分を目指す。見た人が「これは自分の記憶だ」と錯覚してしまうような、穏やかでさりげない写真を理想としています。

Instagram : @crsa_photo/
Twitter:@ahiru_puka

Nikon FEの作例

使用レンズ:Nikon (ニコン) Ai Nikkor 50mm F1.4

Nikon FEの作例
Nikon FEの作例
Nikon FEの作例
Nikon FEの作例
Nikon FEの作例
Nikon FEの作例
Nikon FEの作例
Nikon FEの作例
Nikon FEの作例
Nikon FEの作例
Nikon FEの作例

わたしがNikon FEで撮る理由

カメラとの出会い

写真をはじめてからちょうど1年が経過したころ、ぼくにとって最初のフィルム一眼レフカメラとして迎えたのがNikon FE。

理由があってNikon FEを選んだわけではなく、学生だった当時の自分の予算をカメラ屋さんに伝えたところご提案いただいたカメラがNikon FEでした。

Nikon FEを使い続けたい理由

基本的に絞りの選択とピント合わせだけをおこなえばいい絞り優先AE機能によって、写真を撮りたいと思った瞬間と対峙したときにカメラを操作する意識をほとんど割く必要がありません。

こうした操作性の簡便さが、主にストリートスナップをメインとしてきた僕にとって撮り逃しが少なく、精神的なノイズが写真に写り込まないため、鑑賞者にとってフラットな写真を撮影するという理想を叶えてくれました。

5年程自分の写真を支えてくれたNikon FE。負荷の高い使用を続けてきたこともあり撮影に難が出てきたため現在はおやすみさせています。それでもいつかまた、きちんと修理し、また使いたいと思うほどに愛着のあるカメラです。

Nikon FEの基本情報

日本の代表的な光学機器メーカーである株式会社ニコンが、1978年にNikon FEを発売。キャッチフレーズは「シンプルニコン」。その名の通り、シャッタースピードを「AUTO」に合わせ、ピント調節をするだけで撮影できる絞り優先AE機能を搭載。

また、電池は現在も生産しているLR44のため出先で電池を入手しやすいでしょう。機械式の非常用シャッターが搭載されているため、電池がなくなった際でも1/90秒固定でシャッターを切れる仕様。カメラ初心者にも優しい設計といえます。

幅・高さ・奥行:142×89.5×57.5mm
重量:590g(ボディのみ)

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#わたしのカメラとは?

「作例から選ぶカメラ」そんな連載があったらいい——。写真と歩むライフスタイルを提案するCURBONがお送りする、作例から選ぶフィルムカメラ連載「#わたしのカメラ」です。