《shanai / #写真家の視る働く空間 》株式会社Mobility Technologies 篇

オフィスとは、多様な働き方の最前線。

写真家の目に映るオフィスの魅力とは、どんなものだろう。

オフィスのあり方が問われる今、細部まで工夫を凝らされたオフィス空間を写真家が切り取ることで「これからのオフィス」を考える企画「shanai / 写真家の視る、働く空間」。

株式会社Mobility Technologies

今回は、株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)の本社オフィスを訪問。

MoTは最新技術を駆使し、No.1*タクシーアプリ「GO」や次世代AIドラレコサービス「DRIVE CHART」を提供する会社だ。「移動で人を幸せに。」をミッションに、日本のモビリティ産業をアップデートする様々なITサービスの提供を行っている。

*data.ai調べ|タクシー配車関連アプリにおける、日本国内ダウンロード数(App Store/Google Play合算値) 調査期間:2021年7月1日~2022年6月30日

「タクシー」という言葉から連想されるオフィスは、どこかノスタルジーなイメージ。ノスタルジックな下町のオフィス…かと思いきや、取材当日に足を運んだのは六本木一丁目駅。

都会的なオフィスが立ち並ぶ、高層ビルの一室にオフィスがあった。

Photographer

金本凜太朗 / Rintaro Kanemoto

1998年 広島県生まれ。2020年 東京綜合写真専門学校卒業後、フリーランスとして東京を拠点に活動を開始。Webや雑誌など様々な媒体でジャンルを問わず撮影を行う。

HP:https://www.rintarokanemoto.com/
Instagram:@torintaro

ユーモラスなおもてなし

エントランスでは、街中でもよく見かける「GO」ラッピングのタクシーの実物大ボードがお出迎え。

株式会社Mobility Technologiesの社内

顔出しパネルのような仕組みになっていて、来社した人はもちろん、社員たちも節目のタイミングでこの場所で記念撮影するそう。本物のタクシーさながらの一期一会の場となっている。

株式会社Mobility Technologiesの社内
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傍に展示される精巧なミニカーも目を引く存在だ。

エントランスのすぐ裏に繋がるのはクールな印象を醸し出す会議室エリア。
「エンジン」「ステアリング」「アクセル」など、それぞれの部屋が車に由来したネーミングで、来客者も思わずにっこり。車の部品の中でも前向きな意味をもつ単語をチョイスしている。

株式会社Mobility Technologiesの社内
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窓の外には都会の絶景が広がる。晴れた日は眩しいくらいに日当たりのいい部屋だという。

株式会社Mobility Technologiesの社内
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機能性も快適性も同居する空間。

会議室横の通路を抜け、執務スペースへと進んでゆく。東京タワーを望む大きな窓、オンラインミーティング用のブース、部署関係なく誰もが自由に使えるソファ席…。広いワンフロアのオフィスは、視界に遮るものがなく見晴らしがよい。

株式会社Mobility Technologiesの社内
株式会社Mobility Technologiesの社内
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柱にはMoTのミッション。隣には「想像以上に集中できて、社員から人気」という、オンラインミーティング用のブース。
オープンスペースとクローズスペースの絶妙なバランスも大きな特徴のひとつだ。
株式会社Mobility Technologiesの社内
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ちょっとしたミーティングはこのスペースで。ゆるやかに空間を区切ることでスペースを有効活用できる。
株式会社Mobility Technologiesの社内
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時には一人で、時には場所を変え、時には共に意見を出し合いながら。さまざまな仕事の模様が伺える。

仕事をより効率的に、心地よく。このワンフロアに社員たちが快適に働くためのエッセンスがぎゅっと凝縮されていて、まるで一台の車の中にいるようだ。

株式会社Mobility Technologiesの社内
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思わず長居したくなるカフェスペース。ランチタイムには人が集い、リラックスしたムードに包まれる。

ユーザーが「また使いたくなる」が生まれる場所。

暑い日、寒い日、どしゃ降りの日。タクシーを使いたくなる日こそ厳しい天候のことが多い。

理想はぱっと外に出て、さっと乗れること。一昔前までは絵空事のようだった理想を「GO」なら叶えてくれる。

株式会社Mobility Technologiesの社内

顔は見えないけれど、どこかで困っている誰かのために。腕利きのエンジニアたちが今日も今日とて、さまざまな試行錯誤を繰り返し、システムに改良を加えていく。

株式会社Mobility Technologiesの社内
エンジニアたちが作業するスペースはまるでラボ。見渡す限りのメカ、メカ。
株式会社Mobility Technologiesの社内
株式会社Mobility Technologiesの社内
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「自社で設計している機器もあるんです。肩書きはIT企業、なんですけれども意外と手作りな部分もあって」と、取材当日オフィスを案内してくれた広報部の有田さん。

株式会社Mobility Technologiesの社内
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取材中、何台もの「GO」ラッピングのタクシーがビルのすぐ下を走る高速道路を駆け抜けていった。

人材確保のカギは時流に合わせた「新しい働き方」。

東京本社が今の場所にオフィスを構えたのは2020年12月。

約400人という社員数に対して収容人数が約半分のオフィスに移転した。「生産性」をキーワードに、より柔軟な働き方ができるような制度設計を進めているという。

株式会社Mobility Technologiesの社内
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働く環境を整備するための手当として「ニューノーマル手当」制度のほか、出退勤時間を自由に設定できる「スーパーフレックスタイム制」、今年の7月からは開発系職種を対象に全国どこの居住地でも勤務が可能な「オフィスフリー制度」を開始。時間も居住地域も選択肢を広げることで、社員の柔軟な働き方を後押しするだけでなく、より優秀な人材の確保の促進につなげる狙いだ。

株式会社Mobility Technologiesの社内

リモートワークを中心とした働き方を整備する一方で、社員間のコミュニケーションのケアにも積極的な姿勢だ。社内のコミュニケーションの活性化を目的とした「日帰りワーケーション」、部門や職種を超えた交流会「シャッフルグリーティング」など、さまざまな施策を進めている。

これからのオフィスは、時代の流れに軽やかに、おおらかに寄り添って行くことが重要なポイントなのかもしれない。

株式会社Mobility Technologiesの社内

「日常の中の些細な感動を伝えていきたい」。そんな思いでシャッターを切っているという、若き写真家・金本凜太朗さん。そんな祈りにも似た彼の思いと、「移動で人を幸せに。」というミッションに向けてひた走る人々の思いが重なって、一見無機質な物体や空間にも微かな体温を感じるような写真が紡ぎ出されたのではないだろうか。


今後も写真家と共に、写真の力を最大限に引き出す企画をお届けしていく。

次回の更新をお楽しみに。

タクシーアプリ「GO」について

「GO」は、タクシー車両とのリアルタイムな位置情報連携と高度な配車ロジックによって、アプリユーザーと近くのタクシー車両とのマッチング精度を向上させ、ユーザーに対しより「早く乗れる」を提供するアプリ。

「早く乗れる」ほかには事前に乗車場所や降車場所を設定できること、料金の目安が分かること、タクシー会社や車両が選べること、などが大きなメリット。


ENCOUNTERはオフィスを取材させていただける企業様を募集しております。問い合わせはこちら(encounter@curbon.jp)まで。

その他撮影依頼をご希望の方はこちら(creatorsbase.jp)から。