劇団EXILE写真展「また今日が過ぎても」アフターレポート。佐藤寛太・塩野瑛久が展示を終えて思うこと
9月6日(金)〜9月15日(日)にわたって、東京・茗荷谷『encounter gallery』で行われた劇団EXILE写真展「また今日が過ぎても」。本展は、LDH JAPAN、ニコンイメージングジャパン、CURBONの3社共催で開催された。
三者の視点で捉えられた劇団EXILEの等身大の姿
2007年の旗揚げ以来、俳優のみで構成される劇団EXILE。現在は10名のメンバーが所属しており、普段は個々に活動を行なっている。
そんな彼らが共に過ごす様子を写真家・武井宏員と、メンバーの佐藤寛太、塩野瑛久が撮影。会場では視点の違いが楽しめるよう、3名の写真が交じり合うようにして展示された。集合写真の隣に飾られたステートメントには、彼らの関係性について綴られている。
本展では、佐藤と塩野が撮影に使用したニコンのミラーレスカメラZ fも展示。また、来場者には彼らのお気に入りショットや撮影の裏話を収録した、NICO STOPスペシャルパンフレットが配布された。
佐藤寛太と塩野瑛久が展示を終えて思うこと
本展の作品数は80点以上を超え、グッズや特典に起用した写真を合わせると120点以上となる。撮影だけでなく、写真の選定にも積極的に携わってきた佐藤と塩野。会期中、メンバーはたびたびギャラリーを訪れては、来場者との交流や会場の雰囲気を楽しんでいた。
展示を終えて、メンバーはいったい何を思うのか。今回、撮影を担当した佐藤と塩野にあらためて聞いてみた。
佐藤「僕が携わっている表現の世界は、受け手側の表情を見ることができないので、在廊中は真剣に写真を見てくださっている方の横顔を見ることができて嬉しかったです。また、お客さんと同じ空間を共有しているのが、心地よく感じる瞬間がありました。
次は自分がこれまで撮ってきた写真で個展をやってみたいです。すべてセルフプロデュースで。小さい会場でいいので、文章と写真で自分の想いや考えを発信できたら嬉しいです。あとZINE(ジン)も作ってみたいですね。お酒じゃなくて写真集の方の(笑)。今回の写真展を通じて、より想像が膨らみました」
塩野「僕はさほどコミュケーション能力に長けているわけではないので、撮影中はメンバーが話している様子や和やかな雰囲気をたくさんカメラに収めていました。とにかく自然な姿を撮りたかったんです。
普段は役を通じて見ることの多い俳優陣の、個性豊かな人柄や表情をみなさんにお届けできればと常に考えていましたね。今後も機会があればどんな形でも、カメラや写真に関わることは積極的に挑戦してみたいです」
大盛況のうちに幕を閉じた今回の写真展。今後の活動にこれからも注目したい。