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写真家 松岡一哲による企画展 SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.6「TOKYO GAMES」が5月25日からSHIBUYA SKYで開幕 写真家 松岡一哲による企画展 SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.6「TOKYO GAMES」が5月25日からSHIBUYA SKYで開幕

写真家 松岡一哲による企画展 SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.6「TOKYO GAMES」が5月25日からSHIBUYA SKYで開幕

写真家 松岡一哲による企画展 SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.6「TOKYO GAMES」が5月25日からSHIBUYA SKYで開幕

「渋谷スクランブルスクエア」の14階・45階・46階・屋上に位置する展望施設「SHIBUYA SKY」では、「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」と題して、本格的な企画展が定期的に開催されています。その第6回目として2023年5月25日(木)から7月30日(日)までの期間、写真家 松岡一哲による企画展「TOKYO GAMES」が開催決定。

「TOKYO GAMES」作品の松岡一哲撮影「古川琴音×東京タワー」
古川琴音×東京タワー

それぞれがゲームのように何かを掴み取ろうとしている東京の街。懸命に掴もうとする一人ひとりの営為そのものを写真家・松岡一哲が丁寧にフィルムに収め、『東京』を写し出す。

今回の展示では、開催場所のSHIBUYA SKYから望める東京の街を舞台に、フィルムに焼き付けてきた身近な被写体や日常という存在の固定概念や言葉の枠組から取りこぼされる世界の実存を総数42点展示している。

撮り下ろし写真一部
「TOKYO GAMES」作品の松岡一哲撮影「野内まる×SHIBUYA SKY」
野内まる×SHIBUYA SKY
「TOKYO GAMES」作品の松岡一哲撮影「片山友希×新宿」
片山友希×新宿
「TOKYO GAMES」作品の松岡一哲撮影「飯豊まりえ×目黒」
飯豊まりえ×目黒
「TOKYO GAMES」作品の松岡一哲撮影「南琴奈×浅草」
南琴奈×浅草
参加俳優×撮影場所

写真家・松岡一哲 コメント

25年くらい前に、東京に出てきた時期、
僕はクレーンゲームばっかりやっていた記憶がある。
その後、友人もでき、面白いことも覚えて、徐々にゲーセンへ行く機会は減っていった。
けど、ふとたまに思い出すんだよね。
あのプラスチックの質感。アジア独特のパステルなのに妙にケバい電飾の色味。
ノスタルジックに感じるけど、ふと周りを見渡すと、その雰囲気は今もあまり変わらないように思う。
僕らはあのクマの人形を掴みとる事に、今でもずっと躍起になっていると思う。
(何度やってもすぐギリギリですりおちる。)
そして、それはなんて美しい事なんだろうと僕は信じてる。
あのクマの人形は、僕をずっと励まし続けてる。
つかみとる物がなんなのかは、あまり問題ではない気がする。
みんなが、そこに向かって行く事が、この街をかがやかせているのだと思う。
別に掴みそこねたっていいんだよ。
そこへ向かう君の、一挙手一投足がうつくしいんだ。
僕はその美しい挙動を写真ですくい撮る。
あのクマの人形を作った人も、クレーンゲームの中に入れた人も、僕の前に取ろうとした人も。
みんな東京の一部だ。
僕は時々、車の群れが、血液にみえる。
人間みんな、一人一人が、大きな総意となり、
何か大きな終わりに向かって動いてるイメージ。
そして心からねがうのは、その帰結が、
安らかなものである事だ。

TOKYO GAMES/松岡一哲

SKY GALLERY EXHIBITION SERIESについて

渋谷は文化を生み出す街であり、本施設はそんな街との循環によって、渋谷とともに成長してゆく「知的好奇心を育てる施設」を目指しています。そのためにも、本施設のキーメッセージである『展望せよ。渋谷、世界、自分、未来。』を軸に、渋谷で文化を生み出しているパートナーやアーティストとのコラボレーションを通じ、新たな気づきを誘発するカルチャーコンテンツを企画・実施しています。

なかでも46階屋内展望回廊「SKY GALLERY」にて定期的に開催する「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」は、「視点を拡げる」を共通テーマに、アーティストが本施設を体験したインスピレーションから制作されたオリジナル作品を主軸に展開する本格的なエキシビションです。

今後も本施設は、「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」を通じて、渋谷最高峰の景色を眺めるだけにとどまらず、まだ見ぬ世界への興味を抱かせ、想像力を育てる体験を生み出します。


Profile
写真家・松岡一哲さんプロフィール写真
Photo by Kenji Takahashi / 高橋健二

松岡一哲

1978年岐阜県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。

写真家として活動しながら、2008年〜2016年までテルメギャラリーを運営。日常の身辺を写真に収めながらも、等価な眼差しで世界を捉え撮影を続けている。ポートレート、ファッション、広告などを中心に活躍中。主な個展に、『マリイ』BOOKMARC (東京、2018年)、『やさしいだけ』タカイシイギャラリー(東京、2020年)など。

 2023年4月22日から5月20日までタカイシイギャラリー amanaTIGPにて個展『what i know』を開催中。

公式サイト:https://www.ittetsumatsuoka.com
Instagram:@ittetsumatsuoka
書籍販売 https://therme.thebase.in/

編集部宛にコメントをいただきました!

今回の企画はSKY GALLERYの方に「東京の街とポートレイトの展示をしないか」と声をかけていただいたことがきっかけで、実現しました。

ステイトメントにもありますが、東京で生活する方や展示を見にきてくれる方にとって少しでも希望になるものになればと思っています。どんな方にも見てもらいたいですが、特に東京をもっと楽しみたいと思っている方に見てもらいたいです。


■開催期間

2023年5月25日(木)~7月30日(日)
10:00~22:30(最終入場21:20)

※最終入場は閉館の30分前まで ※最終日は18時閉場

■開催場所

SHIBUYA SKY 46階「SKY GALLERY」
特設サイト:https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/exhibition_ittetsu_matsuoka

■参加方法

イベント当日のSHIBUYA SKY入場チケット、もしくは年間パスポートをお持ちの方は、どなたでもご鑑賞いただけます。

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