写真家・瀧本幹也 初のハウツー&エッセイ本「写真前夜」が3月30日に発売。4月9日にはトークイベントも開催。
瀧本幹也 初のハウツー&エッセイ“あの写真ができるまで”
98年の独立以来、コマーシャルフォトの第一人者として広告写真界を牽引し続ける瀧本幹也のハウツー&エッセイ本。80本をこえる仕事や作品を掲載しつつ、撮影に対する思いや現場写真、ラフスケッチなどを掲載しながら、写真への向き合い方をあきらかにする。
掲載予定作品:「BAUHAUS DESSAU」、「LAND SPACE」、「SIGHTSEEING」、サントリー天然水、TOYOTA、大塚製薬カロリーメイト・ポカリスエット、Mr.Childrenアートワーク、NHK大河ドラマ「篤姫」、「龍馬伝」、「真田丸」、「青天を衝け」、「そして父になる」「海街diary」ほか
玄光社
【目次】
- 01 建築/写真手法のヒント
- 02 自分の写真を探す/藤井保のその先へ。
- 03 カメラと写真の関係
- 04 写真のリアル・フェイク・ファンタジー
- 05 宇宙への憧憬/マクロの視点
- 06 ラフォーレ/アートディレクターとの協奏
- 07 映像作品と写真
- 08 記憶に残る写真
- 09 5大陸へ繋がる想い
- 10 続いていく広告の仕事
- 11 いつも自分の写真を撮るには
- 12 暗闇の先に見えたもの/ミクロの視点
- 別章 写真の見せ方/展覧会のすすめ
瀧本幹也コメント(あとがきより)
「最近はカメラの進化や便利なツールの恩恵もあり、誰でも美しい写真を生み出せるようになった。しかしそれが写真をつまらなくしているような気がしてならない。広告に使用される写真や、さらに写真の文化として考えたら、果たしてこのままでいいのかという危惧があった。(中略)自分には写真があって本当に良かったと思う。写真は言語よりたくさんのことを伝えられるのだ。この本が、写真を志している人だけではなく、将来に迷い悩んでいる人の肩の荷を少しでもおろし、脱却のきっかけの一助になれるのであれば、これ以上に嬉しいことはない。」
Profile
瀧本幹也 / 写真家
1974年愛知県生まれ。広告写真をはじめ数多くの作品を国内外で発表、映像では映画やCFなどの撮影を担当し幅広く活動を続ける。代表作に、『Le Corbusier』(2017)、『CROSSOVER』(青幻舎、2018)など。映画の撮影も手がけ、是枝裕和監督『そして父になる』(2013)で、第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞を受賞。同じく是枝監督作品『海街diary』(2015)で第39回日本アカデミー賞および最優秀撮影賞を、『三度目の殺人』(2017)では第74回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門を受賞。東京ADC賞、ニューヨーク ADC賞 GOLD、カンヌライオンズ GOLD、ニューヨーク CLIO AWARDS GOLD、ロンドン D&AD YELLOW PENCIL、ACC グランプリ、ACC撮影賞、朝日広告賞グランプリ、日経広告賞グランプリなど、国内外での受賞歴多数。
HP:https://mikiyatakimoto.com/ / Instagram:@mikiya_takimoto
瀧本幹也 「写真前夜」
発売日:2023年3月30⽇(木)
定価:2,500円(税別)
仕様:A5判 224ページ
アマゾン:https://amzn.to/3FycB8m
出版元:株式会社⽞光社
「瀧本幹也 写真前夜」刊行記念トークイベント
日時:2023年4月9日(日) 14:00〜16:00
会場:銀座 蔦屋書店 BOOK EVENT SPACE
オンライン:Zoom配信
登壇者:瀧本幹也(写真家)、石田真澄(写真家)
内容:トークショー、瀧本幹也氏サイン会
詳細:https://store.tsite.jp/ginza/event/art/32365-1707290313.html