一瞬を、永遠に変える。4名の写真家が語る『Xiaomi 17 Ultra』——「その写り、ライカ。」展レポート

Xiaomi Japanから新たに発売されたフラッグシップスマートフォン『Xiaomi 17 Ultra』。ライカが築いてきた写真哲学と、革新的な最新テクノロジーを融合させた、現時点の最高傑作とも言える一台だ。

この最新端末を体験できるイベント「その写り、ライカ。」展 が、2026年3月5日(木)〜8日(日)の4日間、KITTE丸の内1階のアトリウムにて開催された。

本記事では、会場の様子や本機の魅力に加え、写真家4名によるギャラリートークの模様を凝縮してお届けする。

かつてない「写り」に感嘆の声が溢れる

広大な吹き抜け空間に現れたのは、モノトーンを基調とした三角形の巨大な展示ブース。

会場には『Xiaomi 17 Ultra』に加え、本機の優れた撮影機能をベースに、独自のフィルターや操作性を追求した『Leica LeitzPhone powered by Xiaomi』が展示されていた。

Xiaomi 17 Ultraブース

Leica LeitzPhone powered by Xiaomiブース

壁面を彩るのは、写真家の長山一樹さん、市川渚さん、コハラタケルさん、酒井貴弘さんが、本機を使用して制作した作品群。その圧倒的な描写力に、多くの人が吸い寄せられるように足を止めていた。

展示された作品すべてがスマートフォンで撮られたものだと知ると、思わず感嘆の声を漏らす来場者たち。実際に端末を手に取れるタッチ&トライコーナーにも、絶え間なく人が集まっていた。

ついスマートフォンであることを忘れてしまう描写力

「Xiaomi 17 Ultra」は、歴代のUltraシリーズから大きく2つの進化を遂げた。

1つ目は、メインのカメラに搭載された新技術「LOFIC(Lateral Overflow Integration Capacitor)」。これによって、従来はセンサーから溢れて失われていた光の情報まで取り込めるようになり、より肉眼で見た印象に近い表現が可能になった。

2つ目は、75mm〜100mmの範囲までカバーする「可変望遠レンズ」の搭載。これまではデジタルズームで補っていた領域を、カメラが物理的に動いてズームすることで、画質を落とさず光学で捉えられるようになった。

これまでもライカとの共同開発によって、本格的な撮影体験を実現してきたXiaomi。今回の最新機種では、その進化が一段と加速し、スマートフォンとは思えないレベルの撮影体験を実現している。

「もはや、カメラだ」4人の写真家が語る『Xiaomi 17 Ultra』の魅力

週末には、ブースに展示された作品を撮影した4名の写真家によるギャラリートークが行われた。端末の使用感における率直な感想が語られ、その鋭い着眼点に大きな共感と驚きをもたらした本イベント。ここからはその内容について紹介する。

長山一樹さん

ファッションや広告、アーティストなどの商業写真を手がける長山一樹さん。今回は、『1泊2日の小旅行』をコンセプトに撮影を行った。

長山さんにとって、スマートフォンで撮影した写真を大きく印刷して展示するのは今回が初めて。その仕上がりを目にした彼は、ある種の危機感を覚えたという。

長山一樹
主にファッション、広告、アーティストの写真など多岐に渡り活動THE FIRST TAKEの撮影監督。

「ちょっともう、これまでのスマートフォンとは次元が違いすぎます(笑)。もはや『カメラに電話の機能がついている』といっても過言ではありません。

作品を一枚ずつ見ていくと、ニット帽の網目やリブの質感が潰れずに描き出されていますよね。これはレンズがよい証拠です。ボケ感もレンズのよさで決まりますが、文句なし。ボケた部分の階調も、白く飛ばずに綺麗に出ていました」

Photo:Kazuki Nagayama(Xiaomi 17 Ultra)

「実は私、最近のカメラの手振れ補正の優秀さや、逆光の抑え込みに悩んでいたんです。でもこの端末は“自然なブレ”を許してくれるし、フレアもちゃんと入ってくる。だからこそ、その瞬間を捉えたような写真らしい写真が撮れると感じました。さすがライカさん、わかっているよねって。

でもスマートフォンだから、カメラを触ったことがない人でも大丈夫。タップするだけでよい写真が撮れてしまうという……。いやぁ、恐ろしいです」

Photo:Kazuki Nagayama(Leica Leitzphone powered by Xiaomi)

市川渚さん

フォトグラファーとしてXiaomi製品の撮影企画に携わり、その進化を見守り続けてきた市川渚さん。機材を問わず、影の表情を捉えることを意識しているというが、『Xiaomi 17 Ultra』を使用した撮影では、スマートフォンの常識を覆す「陰影の描写力」に驚いたという。

そんな彼女が今回の撮影フィールドに選んだのは、北海道・ニセコだった。

市川渚
ファッションデザインを学び、海外ラグジュアリーブランドのPRを経て2013年に独立。感性とロジックを行き来し、ブランドやサービスの世界観設計、コミュニケーションデザイン、企画ディレクションなど、国内外の多様なプロジェクトに携わる。近年は写真を軸とした活動にも力を注ぎ、映像や言葉など複数のメディアを横断しながら、何気ない日常や旅先の風景のなかに潜む瞬間や感情をすくい取り、見る人の中に小さな気づきや余韻を残すような表現を探っている。

「大前提として、どこまでいってもスマートフォンですから。今回の撮影では、照明を入れたり、小道具を使ったりといった、“特別な撮り方”をしないように心がけました。

例えば、真っ白な雪原と空が溶け込むこの写真。極地で撮ったように見えますが、なんの変哲もない場所なんです」

Photo:Nagisa Ichikawa(Leica Leitzphone powered by Xiaomi)

「スマートフォンは親切なので、明るく見やすく撮ってくれる傾向があります。ただ、『Xiaomi 17 Ultra』は暗いところはしっかり暗く写してくれる。これは他のスマートフォンには代え難い、素晴らしい体験だと思います。

スキー場のような、本来なら大きなカメラを持参できない場所でも、サッと取り出してパッと満足のいく写真を撮れるのは、写真家として嬉しいポイントでした。

ちなみに、この端末には“火”を撮影するための専用モードもあるんです。私はそれをオンにして薪ストーブの炎を撮ったのですが、いちばん明るい部分までしっかり描き出してくれて、とても驚きました。頭のなかでイメージした『こういう画を撮りたい』を、そのまま写し出してくれるのは『Xiaomi 17 Ultra』ならではですよね」

Photo:Nagisa Ichikawa(Leica Leitzphone powered by Xiaomi)

コハラタケルさん

ポートレート撮影を主軸とするコハラタケルさんは、『Xiaomi 15 Ultra』からの進化を心待ちにしていた一人。なかでも彼が特に衝撃を受けたのは、望遠域でも損なわれることのない階調の豊かさだ。撮って出しでもほとんど完成された描写力に、「シーンにあわせてカメラとの使い分けていきたい」と語ってくれた。

コハラタケル
1984年、長崎県生まれ。東京在住。建築業、フリーライターを経てフォトグラファーに転身。幼少期から手足の多汗症(掌蹠多汗症)に悩んできた経験を背景に、「症状の認知を広げること」を動機のひとつとして制作を続けている。主な個展に2023年『撮縁』(ライカギャラリー東京・京都)、2025年『Contrast』(イリスギャラリー)など。

「写真に対して、どこか引っかかりがあるのが理想です。例えば、今回の展示では、上段の曲線に対し、下段に縦のラインを意図的に入れました。あえてバランスを崩すことで生まれる絶妙な“違和感”が、言葉で言い表せない『なんか、いい』に繋がると思うんです」

「展示をして改めて驚いたのは、どの写真も作品として成立するクオリティだということ。あえて色味の調整をしていませんが、それでも物足りなさが一切ありません。猫の毛並みの柔らかさもしっかりと伝わりますし、撮って出しでも理想の色味や質感がきちんと出せるのは、本当にすごいことだと思います」

Photo:Takeru Kohara(Leica Leitzphone powered by Xiaomi)

「どれだけ撮影に慣れているモデルさんでも、カメラを構えると緊張感や警戒心が生まれてしまうこともあると思います。でも、この端末なら自然と安心感が生まれる気がしています。誰もがスマートフォンを持っている時代だからこそ、スマートフォンが緊張をほぐすきっかけにもなる。

その安心感から生まれるコミュニケーションや表現は間違いなくあると思います。まずスマートフォンで撮影し、そこから次第にメインのカメラに切り替えていく。そんなふうに使い分けるのも面白そうです」

Photo:Takeru Kohara(Leica Xiaomi 17 Ultra)

酒井貴弘さん


パーソナルワーク『東京路地裏散歩』では、かれこれ3〜4年ほど、モデルとともに路地裏を歩きながら、その一瞬一瞬を捉えてきたという酒井貴弘さん。今回はその試みをカメラではなく『Xiaomi 17 Ultra』に切り替え、作品制作に挑んだという。

その操作性や描写力は、ライカユーザーの彼の審美眼を満たすどころか、新たな可能性さえ感じさせたようだ。

酒井貴弘
関東を拠点に活動。ソーシャルメディア時代ならではのアマチュア写真活動から2019年にフォトグラファーとして独立。人物写真を主軸に広告や漫画誌、カルチャー誌、写真集、映像など分断のない領域で活動の幅を広げている。SNSでのフォロワー数は、延べ18万に及ぶ。近作は、NGT48・本間日向1st写真集「ずっと、会いたかった」、西垣匠1st写真集「匠-sho-」、私が撮りたかった女優展vol.3参加など。

「僕は、シャッターボタンやカメラグリップなどが搭載されたフォトグラフィーキットを端末に装着して撮影しました。これをつけると、操作感がかなり“フィジカル”になるんです。実際に使ってみて、思っていたよりもカメラで撮っている感覚に近くて驚きました。

ふだんは50mmの単焦点レンズ一本で撮ることが多い僕ですが、広角や望遠など簡単に画角を切り替えられるので、いろいろなアングルを織り交ぜたくなりましたね。想像以上の作品が生まれそうでワクワクしました」

Photo:Takahiro Sakai(Leica Leitzphone powered by Xiaomi)

「色味に関しては、ほぼ撮って出しのままです。夕日の空気感を強調したかったので、プロモードでホワイトバランスを暖色寄りに調整しましたが、それ以外は触っていません。

あえて暗く撮ると、渋くて深みのある色が出る印象を受けました。黒はちゃんと締まって、白は飛ばない。それに、逆光でも髪の毛一本一本のディテールが潰れずに残っている。こういう描写って、カメラじゃないと難しいはずなんですけどね……」

Photo:Takahiro Sakai(Leica Leitzphone powered by Xiaomi)

大盛況のうちに幕を閉じた本イベント。『その写り、ライカ。』のコピーに違わぬ、ライカの真髄を彷彿とさせる描写力は、4名の写真家たちを終始驚かせるものだった。

唯一無二の実力を、ぜひあなた自身の手に取って確かめてみてほしい。

▼Information
Xiaomi 17 Ultra
発売日:2026年3月5日(木)
カラー:ブラック、ホワイト、スターリットグリーン
商品概要:Xiaomi 17 Ultra

Leica Leitzphone Powered by Xiaomi
発売日:2026年3月5日(木)
カラー:ブラック
商品概要:Leica Leitzphone Powered by Xiaomi

▼長山一樹 インタビューはこちら

キービジュアル制作や広告映像出演の体験をもとに、『Xiaomi 17 Ultra』のリアルな使用感に迫る。

▼市川渚・コハラタケル・酒井貴弘 鼎談はこちら

3名の写真家が、それぞれの視点で『Xiaomi 17 Ultra』の魅力と可能性を語り合う。

Text: Re!na
Photo:夢萌
Edit:しばた れいな