《10/16刊行》写真家・表萌々花による写真集「沈黙の塔 Tower of Silence」が発売決定

新進気鋭の写真家・表萌々花による写真集「沈黙の塔 Tower of Silence」が、10月16日(木)に発売される。

現代の火葬場では姿を消しつつある煙突に、死のかたちや祈りの風景を見出し、全国を巡って撮影を続けてきた表。死を遠ざけようとする現代日本の死生観に問いを投げかけながら、森や街にひっそりと佇む煙突を、穏やかでどこか神々しい存在として切り取ってきた。

本作には、そうした煙突=「沈黙の塔」をモノクロフィルムで捉えた作品群が収められている。

装丁は、死を想起させる黒糸の和綴じに、光のきらめきや煙、灰をモチーフにした柔らかな質感を重ねたものに。巻末には哲学者・鞍田崇と文化人類学者・北川真紀による寄稿文も収録されている。

刊行を記念し、10月16日(木)〜11月3日(月)にはTHE BOOK END(兵庫・神戸)、11月13日(木)〜12月2日(火)にBOOK AND SONS(東京・目黒)で写真展を開催予定。

さらに、写真展会場およびPINHOLE BOOKS ネットストア限定で特装版(38,500円)も販売される。オリジナルのミニプリントに加え、切なさと温もりを帯びたノスタルジックな香りのお香、陶器製のお香立てをセットにした特別仕様だ。

「死とは何か」を静かに問いかける、特別な一冊。ぜひ手に取り、そのまなざしを感じてほしい。

▼Information

表萌々花「沈黙の塔 Tower of Silence」
【発行部数】限定300部
【仕様】A4、和綴じ製本(小口くるみ)、182P
【価格】7,150円
【出版】PINHOLE BOOKS
【ISBN】9913577-2-5 C0072

刊行記念写真展

THE BOOK END
【期間】2025年10月16日(木)〜11月3日(月)
【住所】兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5 海岸ビルヂング302
【時間】11:00-18:00 ※火曜・水曜休み

BOOK AND SONS
【期間】2025年11月13日(木)〜12月2日(火)
【住所】東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
【時間】12:00-19:00 ※水曜休み

PHOTOGRAPHER PROFILE

PHOTOGRAPHER PROFILE

表 萌々花

1998年岐阜県生まれ。海外でのボランティア活動をきっかけに、写真を撮るようになる。帰国後アシスタントを経て独立。訪れた土地の持つ空気感や風土、時に厳しい現実や死生観を感じさせる作品を発表している。

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