浅野忠信が実在する写真家・深瀬昌久を演じる。映画『レイブンズ』の公開が決定
俳優・浅野忠信の最新主演作、仏日西白(フランス、日本、スペイン、ベルギー)合作映画『レイブンズ』(マーク・ギル監督)が、2025年3月よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ユーロスペースほか全国で公開されることが決定した。
浅野忠信が演じたのは実在する天才写真家・深瀬昌久。カラスを執拗に撮り続けた代表作《鴉》は日本の写真史にその名を刻み、世界的にも高い評価を受け続けている。
本作では、妻・洋子やカラスを被写体にした作品で一躍時代の寵児となるも、たびたび酒に溺れ、1992 年転落事故で脳障害を負い20 年の闘病の末、2012 年に亡くなった伝説の鬼才・深瀬昌久の78 年にわたる波乱万丈の人生が、実話とフィクションを織り交ぜて大胆に描かれる。
妻の洋子役を演じたのは、本作が海外合作映画初挑戦となる瀧内公美。『由宇子の天秤』、大河ドラマ「光る君へ」でも存在感を見せた最旬実力派俳優だ。
監督・脚本は、写真家・ミュージシャン・グラフィックデザイナーとしてのキャリアを持つイギリス人監督マーク・ギル。2015 年に出会った深瀬昌久の作品に衝撃を受け、9 年かけて映画化にこぎつけたという。
マーク・ギル監督コメント
深瀬のことは 2015 年にイギリスの新聞で掲載されていた記事で知りました。彼の写真はもちろんですがそれを越えて複雑な深瀬と洋子の愛の物語が私を魅了しました。最初から深瀬役には浅野さんしか頭にありませんでした。プロデューサーたちには彼がキャスティングできなければこの映画はやめると言っていたほどです。ありがたいことに彼は企画を気に入ってくれて早い段階でコミットしてくれました。 洋子役に関しては、特別な女優をキャスティングする必要があるとずっと思っていました。洋子本人と数日間一緒に過ごしてみて、洋子を演じる女優には、深瀬(浅野)の強烈な重力にも拘わらず決して彼の影に隠れない強さが必要になるだろうと感じました。最初に公美を見たのは『火口のふたり』でしたが、スクリーンに映し出される存在感とともに彼女の勇気に感動しました。 日本は私が深く愛する国ですし、いつも温かい歓迎を受けてきました。日本での公開を心の底から楽しみにしています。
浅野忠信(深瀬昌久役) コメント
『レイブンズ』本当に僕はもう好き放題やりました。僕にしかできない役だったと思いますし、僕が経験してきたことが全て活かせた役だと思います。深瀬さんという魅力的な人に出会えたことで、僕もここまでできたんだなと思うので、その好き放題やっている僕を楽しんでもらえればありがたいです。 瀧内さんは、きちんと役としてその場に生きてくれていたので、洋子そのもの。瀧内さんの鋭い勘には感謝してます。瀧内公美(深瀬洋子役) コメント
憧れの浅野忠信さんとのお仕事はとても刺激的で忘れられない体験になり、役者人生の中でこれ以上ない幸福な時間を過ごさせてもらいました。 脚本を読むかぎり、どのような仕上がりになるのか未知な部分もありましたが、マーク・ギル監督の才気がほとばしる、想像以上に素晴らしいファンタジックな物語が出来上がりました。ぜひお楽しみに!
▼ Information
『レイブンズ』
監督/脚本:マーク・ギル
製作:VESTAPOL/ARK ENTERTAINMENT/ MINDED FACTORY/THE Y HOUSE FIILMS
製作協力:TOWNHOUSE MEDIA FILMWORKS
撮影:フェルナンド・ルイス
音楽:テオフィル・ムッソーニ
出演:浅野忠信、瀧内久美
2024年/フランス、日本、ベルギー、スペイン/日本語、英語/116分/カラー/2.35:1/5.1ch
原題:RAVENS
日本語字幕:先崎進
配給:アークエンタテインメント
ⒸVestapol, Ark Entertainment, Minded Factory, The Y House Films
Instagram:@ravens__movie_jp
X:@RAVENS_movie_JP
公式サイト:www.ravens-movie.com