写真家・野口里佳の個展「虹」が9月12日から六本木のタカ・イシイギャラリーにて開催。

写真家、野口里佳の個展「虹」が、9月12日(火)から10月14日(土)の期間中、東京 六本木のタカ・イシイギャラリーにて開催が決定。

微視と巨視を行き来するような独自の視点、人間の謎に触れるような対象の選択、透明な色彩と詩情豊かな写真作品で国内外に知られ、写真の世界だけに留まらず現代美術の国際展にも数多く参加している野口氏の個展に注目が集まっている。

本展では近年の映像作品「光る海」と、砂丘にて撮影した新しい写真作品約 14 点を発表される。

© Noguchi Rika

本展について、野口氏は「距離」についての展示と語り、以下のように回想している。

春の浜辺で海を眺め、海の向こうを想像していました。
海の向こうにも浜辺で海を眺めて、こちら側の世界を想像している人がいるかもしれません。
私の視線は果たして海の上をまっすぐに進むのか。視線にスピードがあるのなら、それは果たしてどのくらいなのか。私の視線と向こうの人の視線は海の上のどこかで交差するのか。
舳先に人の乗った船がゆっくりと目の前を横切っていきます。船の通ったところに波が立ち、海は白く光りました。

Noguchi Rika

PROFILE

PROFILE

野口 里佳

1971 年大宮市(現さいたま市)生まれ。現在那覇市在住。1994 年日本大学芸術学部写真学科卒業。大学在学中より写真作品の制作を始める。主な個展として、「不思議な力」東京都写真美術館(2022 年)、「光は未来に届く」IZU PHOTO MUSEUM(静岡、2011 年)、「太陽」モンギン・アートセンター(ソウル、2007年)、「星の色」DAAD ギャラリー(ベルリン、2006 年)、「彼等 野口里佳」アイコンギャラリー(バーミンガム、2004 年)、「飛ぶ夢を見た 野口里佳」原美術館(東京、2004 年)などが挙げられる。主なグループ展として、「ふたつのまどか」DIC 川村記念美術館(千葉、2020 年)、シドニー・ビエンナーレ(2018年)、「The Living Years」ウォーカー・アート・センター(ミネアポリス、2012 年)、横浜トリエンナーレ(2011 年)、「光 松本陽子 / 野口里佳」国立新美術館(東京、2009 年)、カーネギー・インターナショナル(ピッツバーグ、2008 年)、シャルジャ・ビエンナーレ(2007 年)、「夏の扉 – マイクロポップの時代」水戸芸術館現代美術ギャラリー(2007 年)、「ムーヴィング・ピクチャーズ」ソロモン R.グッゲンハイム美術館(ニューヨーク、2002 年)/ グッゲンハイム美術館ビルバオ館(2003 年)、「写真の現在2:サイト – 場所と光景」東京国立近代美術館(2002 年)、「ファクツ・オブ・ライフ:現代の日本のアート」ヘイワードギャラリー(ロンドン、2001 年)、「スタンダード」直島コンテンポラリーアートミュージアム(現ベネッセアートサイト直島)(2001 年)に参加している。

URLリンクのアイコン https://noguchirika.com/ 別のタブで開く

野口里佳「虹」

会期

9月12日(火)–10月14日(土)
オープニング・レセプション:9月12日(火)18:00–20:00

時間

12:00–19:00
※定休:日・月・祝祭日

会場

タカ・イシイギャラリー(complex665)
東京都港区六本木6丁目5−24 complex665 3F
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