蓮井元彦写真展「そこにいる」が、世田谷区の半山ギャラリーにて9月12日より開催。

写真家、蓮井元彦が開催する写真展「そこにいる」が、9月12日(火)-10月15日(日)の期間中、東京都世田谷区にある半山ギャラリーにて開催される。

本展では、今まで行ってきた展示の様に、風景や静物写真の象徴的にポートレートを配置する構成とは異なり、ポートレートを中心に構成された展示となる。

蓮井氏は、自身の写真との向き合い方とともに、本展についてこう回想している。

写真は記録ではなくて記憶として捉えている。これは僕が撮る写真に一貫したテーマのようなものなのだが、記憶というものは本当に興味深い。親しみ、哀愁、愛着、それらは僕たちにとって大切な感情で、記憶がなければ感じられない。写真を楽しむという事は記憶という概念と経験の上に成り立っていると感じる。
―――ポートレートは自分の写真にとって欠かせないものだが、今まで行なった展示や制作した写真集では一連の風景や静物写真の中に象徴的にポートレートを配置する構成をとってきたが今回は点数ほど多くないものの、ポートレートを中心に構成した。それはもともとクラスメートや身の回りの人々の写真を撮ることから始めた自分をもう一度見つめ直そうと思ったからだ。

蓮井元彦 コラム

PHOTOGRAPHER PROFILE

蓮井 元彦

PHOTOGRAPHER PROFILE

蓮井 元彦

写真家。1983年生まれ、東京都出身。2003年渡英、Central Saint Martins Art and Design にてファウンデーションコースを履修した後、London College of Communicationにて写真を専攻。卒業後、2007年帰国。以降、東京を拠点に活動する。2013 年、4年間の日常生活を記録したスナップ写真からなる写真集『Personal Matters』をイギリスの出版社 Bemojake より出版する。その後、『Deep Blue – Serena Motola』などの私家版小冊子の発表を経て 2019 年、続編の『Personal Matters Volume II』 (Bemojake)を出版。2020 年には写真集『for tomorrow』(Libro Arte)、2021 年には『写真はこころ』(Printed Union)、2023年に『VIATOR SWELL』(Libro Arte)を出版する。コミッションワークにおいては雑誌や広告のほか、2018 年に吉岡里帆写真集『so long』(集英社)を撮影。G20 大阪サミット 2019 では、京都・東福寺で行われたティーセレモニーに際し制作された図録の撮影を手がける。

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蓮井元彦 写真展 「そこにいる」

会期

2023年9月12日(火) – 10月15日(日)

時間

12:00 – 19:00 (最終日は 17:00まで)

場所

半山ギャラリー
東京都世田谷区松原1-51-3エトワール3階
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