“なぜ、ひとりの少女をどこまでも撮り続けているのか?”

写真家・青山裕企が、2018年から撮影を続けている極私的ポートレート作品「少女礼讃」の集大成となる、全1,300ページの写真集

写真家・青山裕企(あおやまゆうき)は、「ソラリーマン」「スクールガール・コンプレックス」に続く第三の作品として、素性のわからないひとりの少女を、圧倒的な量と質で、謎めいた関係性において撮影し続けている作品「少女礼讃(しょうじょらいさん)」を、2018年より撮影し続けています。
極めて私的なポートレート写真である「少女礼讃」の、今までに刊行された(私家版を含めて100冊以上の)写真集の中からセレクトした写真および未発表作品を加えた、全1,300ページにわたる集大成となる写真集です。

青山裕企さんコメント

ポートレート写真には、「関係性」が写ります。
「撮りたさ」と「撮られたさ」の熱量が、高いところで拮抗し続けることによって、
「少女礼讃」という作品は、撮り続けることが出来たと思います。
幼い少女が大人の女性へと変化していく過程、
畏敬の念を抱くほどの、少女の表現のギャップ幅と奥深さ、
全てを見通しているかのような、どこまでも真っ直ぐで透き通った瞳。
そんな「ひとりのかけがえのない少女」の、なるべく全て(everything)を詰め込みました。

PROFILE

青山 裕企

PROFILE

青山 裕企

名古屋出身の写真家、1978年生まれ。自転車旅で写真に魅せられ、2002年に日本縦断と世界二周の旅を経て写真家としての道を選ぶ。『ソラリーマン』『schoolgirl complex』『少女礼讃』など、“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自分自身の思春期観や父親・少女像などを反映させた作品を制作。筑波大学心理学専攻卒業後、上京し独立。2007年にキヤノン写真新世紀優秀賞を獲得。著書100冊以上を刊行し、国内外で個展やアートフェアに参加。『schoolgirl complex』は2013年に映画化し、写真集は累計10万部以上のベストセラーとなる。吉高由里子・指原莉乃・生駒里奈・オリエンタルラジオなど、時代のアイコンとなる女優・アイドル・タレントの写真集の撮影を担当。広告・企業・雑誌のグラビア・書籍の装丁・CD・アーティスト写真など、ポートレート撮影を中心に活動。

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【書籍情報】

写真集『少女礼讃 everything.』

著者:青山裕企
デザイン:山﨑健太郎(NO DESIGN)
サイズ:B6判変型(168x128mm)/1,300ページ
価格:本体15,000円+税
発行:ユカイハンズパブリッシング
発売日:2023年12月3日
ISBN:978-4-908942-39-6

販売ページ https://www.yukaihands-publishing.net/product-page/YHP-039