CAFUNE/圓井 誓太 Seita Marui

関係ないようでつながっている、一瞬一瞬の光と影
さらさらと流れていく日々のかけらが愛おしい

PROFILE

圓井 誓太 Seita Marui

PROFILE

圓井 誓太 Seita Marui

写真家。2022年、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。大学在学中より写真家として活動を開始し、写真を始めてわずか半年で初個展「こうごうせい」(2022年 東京)を開催。作品制作の他に、土曜ナイトドラマ「ハレーションラブ」(2023年テレビ朝日)の写真監修に抜擢されるなど、クライアントワークも精力的に行っている。

instagramのアイコン @seitamarui 別のタブで開く @SeitaMarui 別のタブで開く URLリンクのアイコン https://www.seitamarui.com/ 別のタブで開く

写真集『CAFUNE』が2023年11月10日より発売

被写体が雑然とした部屋や、こわれかけの看板、食べかけの果物であってもなぜか清らかに感じられる。
左右の写真は、関係ないようで、でもどこかリンクしていて、見るものの気持ちを静かに波立たせる——
清廉な光をとらえた、圓井誓太のデビュー写真集。

『CAFUNE』プロローグ

カメラのまばたきが捉える、ある一瞬。
姿を魅せるのは輪郭のない光。
確かにそこに在るモノ。
隣り合い共存する影から薫るのは、安らぎ、羨望、不安。
正体などなく掴むこともできない。
でも、確かにそこに在るモノ。

決して互いを押しのけることなどない両者。
光と影の共存は
ファインダーから捉えるモノに、その写真そのものに
温度を持たせる。
そんな写真だった。

でも、いつからだろう。

いつからか、光と影の囁きが垣間見えるようになる。
繊細、しかし決して消えることのない微かな囁き。

わたしは気になる。
彼らが何を語らうのか。
彼らの言葉を読みたくなる。

読んだら気がつくだろう。
そこに写るモノがモノじゃなくなったことに。
そこにあったのは、感じたのは、ただのモノの温度ではない。体温だった。

わたしは気になる。
指先に広がる温かさの行方が。

『CAFUNE』を“読んで“胸に秘めておこうと思う。

あなたにも読んでほしい。
だって、感じた温かさはもうあなただけのものだから。

脚本家 若杉栞南

『CAFUNE』

発行

みらいパブリッシング

出版年

2023年11月10日

価格

1,650円(税込)

仕様

ソフトカバー/A5判/112ページ

販売ページ

購入はこちら