SMC PENTAX 67 105mm F2.4

とっておきの機材に出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はペンタックスのオールドレンズ「SMC PENTAX 67 105mm F2.4」とその作例をご紹介します。

PHOTOGRAPHER PROFILE

たかはしれお

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たかはしれお

映画も作ってます、写真も撮ります

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Model

渡辺色(@iro_watanabe

わたしがこのカメラ/レンズで撮る理由

その機材と出会ったきっかけ

好きな写真家さんでバケペンを使っている方が多く、そこからこのレンズの存在を知りました。なるべくバケペンと同じ画角で使いたいと思った時に、0.8倍の画角で撮影できるフォーカルレデューサーの存在を知り、これならGFXに付けて標準に近い域で撮れるかも、と思ったのがきっかけ。

なぜ使いたくなるのか

撮影した場所の空気感を残すだけでなく、そこに色をつけてくれます。「綺麗に写す」が当たり前にできる現代レンズが溢れた今、そこに一欠片のスパイスを足してくれる感覚です。

その機材が自分の作品にもたらした影響

自分がコントロールできる範囲の外側にレンズの特性があるおかげで、写真に余白が生まれたと思います。

どんな特徴や魅力があるか

暖かい包容力を感じます。しっかりと解像、描写はしながら、画の中に光をふんだんに取り込んでくれる感じ。

描写や使い心地、好きなポイント

GFXにフォーカルレデューサーをつけて60mmくらいの画角になるのですが、望遠っぽい圧縮感とボケを割と広めの画角で得られるところが気に入っています。

どんな人におすすめしたいか

レンズの特性上、しっかり腰を据えて撮影がしたい人オススメ です。ポートレートで使用する際は、目の前の人とじっくり向き合うような時間が流れるので、テンポ感を重視する人には向かないかもしれません。

information

SMC PENTAX 67 105mm F2.4基本情報

SMC PENTAX 67 105mm F2.4はPENTAX67シリーズの標準レンズとして登場しました。

中判用レンズとしての高い解像度と、大口径のF値2.4が相まって映し出される描写は唯一無二。特徴的な柔らかさや奥深さは手に取った人を魅了します。

現在ではデジタルカメラに装着して楽しむ人も少なくない銘玉。
ぜひお手に取ってみてください。