とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はペンタックスのカメラ「PENTAX ESPIO 140」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材
camera:PENTAX ESPIO 140
わたしがPENTAX ESPIO 140で撮る理由
PROFILE

リサイクルショップでこのカメラと出会いました。憧れの写真家も愛用しているカメラだったため、まるでお宝を見つけたような気分になり、購入に至りました。
まず惹かれたのは、ぽってりとした可愛らしいフォルム。ズーム時にレンズが突き出す少し不格好な姿も、愛着の湧くポイントです。
レンズが、光を柔らかく捉えてくれるため、優しくあたたかみのある写真が撮れます。ときには絵画のような不思議な雰囲気をまとい、独特の色味を表現できるのも魅力です。

日常の煌めくワンシーンを直感的に残せる
コンパクトながら高倍率ズームに対応しており、遠景から近景までこれ一台でカバーできます。AFも正確に被写体を捉えてくれるので、複雑な操作をしなくても安心して撮影可能です。
散歩の途中で出会う風景を撮ることが多いのですが、このカメラは気軽に持ち出せるうえ、撮りたい画角までしっかりズームできるので、自分の撮影スタイルにぴったり。
毎日気軽に使えて、日常の煌めくワンシーンを直感的に残したい方に、ぜひおすすめしたい一台です。

▼Information
PENTAX ESPIO 140について
1990年代にペンタックスから発売されたコンパクト35mmフィルムカメラ。38〜140mmの高倍率ズームレンズを搭載し、広角から望遠まで幅広く対応。オートフォーカス機能により、0.8m から無限遠まで正確にピントを合わせられます。内蔵ズームフラッシュやマクロ撮影機能、リモコン撮影にも対応しており、日常のスナップから旅行まで幅広く活躍します。
幅・高さ・奥行:132mm × 75mm × 62mm
重量:315g(本体のみ)