とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はペンタックスのカメラ「PENTAX ESPIO 140」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材

camera:PENTAX ESPIO 140

わたしがPENTAX ESPIO 140で撮る理由

PROFILE

Shuhei Yoshida

PROFILE

Shuhei Yoshida

1998年生まれ、岩手県出身。
写真撮影や映像制作をしています。
意味の向こう側にある「なんか良い」作品を目指しています。

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リサイクルショップでこのカメラと出会いました。憧れの写真家も愛用しているカメラだったため、まるでお宝を見つけたような気分になり、購入に至りました。

まず惹かれたのは、ぽってりとした可愛らしいフォルム。ズーム時にレンズが突き出す少し不格好な姿も、愛着の湧くポイントです。

レンズが、光を柔らかく捉えてくれるため、優しくあたたかみのある写真が撮れます。ときには絵画のような不思議な雰囲気をまとい、独特の色味を表現できるのも魅力です。

film :FUJICOLOR S-400

日常の煌めくワンシーンを直感的に残せる

コンパクトながら高倍率ズームに対応しており、遠景から近景までこれ一台でカバーできます。AFも正確に被写体を捉えてくれるので、複雑な操作をしなくても安心して撮影可能です。

散歩の途中で出会う風景を撮ることが多いのですが、このカメラは気軽に持ち出せるうえ、撮りたい画角までしっかりズームできるので、自分の撮影スタイルにぴったり。

毎日気軽に使えて、日常の煌めくワンシーンを直感的に残したい方に、ぜひおすすめしたい一台です。

film :FUJICOLOR S-400

▼Information

PENTAX ESPIO 140について

1990年代にペンタックスから発売されたコンパクト35mmフィルムカメラ。38〜140mmの高倍率ズームレンズを搭載し、広角から望遠まで幅広く対応。オートフォーカス機能により、0.8m から無限遠まで正確にピントを合わせられます。内蔵ズームフラッシュやマクロ撮影機能、リモコン撮影にも対応しており、日常のスナップから旅行まで幅広く活躍します。

幅・高さ・奥行:132mm × 75mm × 62mm
重量:315g(本体のみ)