とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はペンタックスのカメラ「PENTAX SPF」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材

camera:PENTAX SPF
lens:super takumar50mm f1.4

わたしがPENTAX SPFで撮る理由

PROFILE

wakana

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wakana

日々や暮らしの中にある優しい光が好きです。
のんびり写真を撮っています。

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カメラを始めたころ、惹かれる写真の多くがフィルムで撮られたものであることに気が付き、「撮るときの心地よさ」を基準に選んだのがPENTAX SPシリーズでした。

カメラを手にしたときの重みや質感、シャッター音の「カシャン」という静かな響きが、撮る楽しさを感じさせてくれます。  

写真を撮る時間を大切にできる一台

SPシリーズは経年劣化で露出計が使えないことも多く、光を自分の感覚で判断する必要がありますが、だからこそ現像で思いがけない一枚に出会える楽しさがあります。丁寧に向き合った写真は、思い出を超えて記憶として残ることを教えてくれました。

光と影をじっくり感じながら撮影を楽しめるので、写真を撮る時間そのものを味わいたい人にこのカメラはおすすめです。

▼Information

PENTAX SPFについて

1979年に発売されたフィルム一眼レフカメラ。
ファインダーには、透過式マットスクリーンを採用しており、明るく見やすい表示が特徴。露出制御は、シャッタースピード優先、絞り優先、プログラム自動露出の3つのモードを選択することができます。内蔵している露出系はレンズキャップを外すと自動でONになる仕組み。キャップを外したままにしておくと電池を消耗してしまうので、使用しないときはキャップを必ず閉めることをお忘れなく。

幅・高さ・奥行:143㎜×94㎜×49㎜
重量:620g