PENTAX K-1
とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はペンタックスのカメラ「PENTAX K-1」とその作例をご紹介します。
PHOTOGRAPHER PROFILE
PHOTOGRAPHER PROFILE
chiyo
1988年生まれ。東京都在住。双子姉妹と末っ子長男、3児の母。ミルクティーと怖い話が好きで料理は苦手。PENTAXフォトコンテスト2021 PENTAX部門グランプリ受賞
わたしがこのカメラで撮る理由
カメラと出会ったきっかけ
以前はAPS-C機のPENTAX K-70を使用していましたが、使い込むうちにフルサイズ機に惹かれPENTAX K-1を迎えることになりました。
なぜ使いたくなるのか
ファインダーがとても見やすく目の前の光景をそのまま写せるので、撮ることに没頭できる感覚が好きです。
ゴツゴツした見た目とは裏腹に、片手でも握りやすいグリップや軽快なシャッター音も使いたくなる理由のひとつだと感じています。
このカメラが自分の作品にもたらした影響
AF精度はちょっと残念なカメラです。でも迷子になりやすいピントのおかげで想像もしていなかった一枚に出会えることも多いんです。そういった偶然の重なりは私の写真にとって欠かせないものになっています。
どんな特徴や魅力があるか
防塵防滴なので風の強い日や雨の日でも撮ることを楽しめます。コスパの良さもありがたいです!
描写や使い心地、好きなポイント
PENTAXには個性的なレンズがたくさんありますが、特にFA limitedシリーズの柔らかな描写は本当に癖になります!また、Kマウントは歴史が長い為オールドレンズも気軽に楽しめるという点も嬉しいところです。
どんな人におすすめしたいか
性能面では他社さんに劣る部分も多いのですが、そのちょっとした不便さや、カリッとし過ぎない絵づくりはフィルムカメラに通じるものがあるように思えます。フィルムの高騰で気落ちされている方や、フィルムはPENTAX使ってるけど…という方に、ぜひ一度、騙されたと思って使ってみてもらいたいです!
▼information
PENTAX K-1について
PENTAX K-1はペンタックスが2016年に発売したフルサイズミラーレスカメラ。
有効画素数は3640万画素で、ペンタックスが初めてフルサイズセンサーを搭載させた機種でした。
K-1用に新開発されたAFシステム「SAFOX 12」によりAF性能が向上。
また、圧倒的な頑丈さもペンタックスのカメラならではの特徴で、軽量で高強度のマグネシウム合金によって作られたボディは防塵防滴だけでなく、-10℃耐寒まで耐えられます。
幅・高さ・奥行:136.5㎜×110㎜×85.5㎜
重量:約925g (本体のみ)