とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はペンタックスのカメラ「PENTAX 67Ⅱ」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材

camera:PENTAX 67Ⅱ
lens:smc PENTAX67 105mmF2.4

わたしがPENTAX 67Ⅱで撮る理由

PROFILE

柚

PROFILE

2003年生まれ。京都在住。

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憧れの写真家が使っていたことがきっかけで、いつかは手にしたいと思っていた中判カメラ「PENTAX67Ⅱ」。とある写真展で出会った方々に背中を押され、ついに迎え入れました。

迫力のあるボディから「化け物ペンタックス」と呼ばれますが、中判カメラとしては扱いやすく、操作にも安心感があります。絞り優先AEに加え、3種類の測光モードで光の具合に応じた露出調整ができ、セルフタイマーや多重露光も備えているので、表現の幅を広げてくれます。

焦らず、撮りたい瞬間を待つようになった

現像された写真には、まるで空気の層まで写し取ったかのような奥行きがあります。日常の何気ない瞬間も、旅先の景色も、大切な人の姿も、特別な想いを残したい場面では、このカメラが欠かせません。

1本のフィルムで10枚しか撮れませんが、だからこそ焦らず撮りたい瞬間を待つようになりました。それによって35mmフィルムカメラを使うときも、より一枚一枚を丁寧に撮影するようになりました。

深みのある描写を体感したい方、中判カメラに挑戦してみたい方にぜひ手にしてほしい一台です。

▼Information

PENTAX67Ⅱについて

1998年に発売されたPENTAX 67IIは、通称“バケペン”と親しまれるPENTAX 67シリーズの完成形ともいえるモデル。シリーズで初めて絞り優先AEを搭載し、重厚な描写はそのままに、より心地よい操作感を実現しました。6分割測光・中央重点測光・スポット測光の3モードを備え、ハイキーからローキーまで、シーンに寄り添った露出設定が行える一台です。

幅・高さ・奥行:156mm×98mm×121mm
重量:1,660g(本体のみ)