とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はオリンパスのカメラ「OLYMPUS PEN EE」とその作例をご紹介します。
作例で使用した機材
camera:OLYMPUS PEN EE
lens:D.Zuiko 1:3.5 f=2.8cm
film:Kodak color Plus/ARISTA EDU ULTRA100
わたしがOLYMPUS PEN EEで撮る理由
カメラを始めたくて、友達に連れて行ってもらった「東京CAMERA」。そこで散々悩んだ挙句、「好きな水色だから」と選んだのが、このOLYMPUS PEN EEでした。
シャッターボタンを押すだけの操作性の簡単さは、難しいことが苦手な私にぴったり。露出やピントを合わせる必要もなく、すぐに撮れるところもお気に入りです。
ふとした瞬間を切り取るときは、このカメラの出番
今では、より鮮明に映るカメラも持っていますが、友達や家族のありのままの表情を撮影するときは、ピントを合わせる時間すらも惜しいものです。だからこそ、片手でカシャッと今を切り取れるこのカメラは、私にとって欠かせない存在です。複雑な操作が苦手な人や、たくさんの思い出を残したい人におすすめしたい一台です。
▼Information
OLYMPUS PEN EEについて
昭和36年(1961年)にオリンパスが発売したハーフカメラ。固定焦点や自動露出、シャッタースピード固定によるシンプルな操作性が特徴。ボタンを押すだけで、誰でも簡単に美しい写真が撮れるカメラとして人気を博し、ペンシリーズが広く普及するきっかけとなった。
幅・高さ・奥行:108mm×66mm×42mm
重量:350g