とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はオリンパスのカメラ「OLYMPUS OM1」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材
camera:OLYMPUS OM1
lens:OLYMPUS OM-SYSTEM F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
わたしがOLYMPUS OM1で撮る理由
使用していたOM10が故障し、次も同じシリーズのカメラを使いたいと思っていたところ、フルマニュアル仕様に挑戦できるシリーズ初代のこのカメラを見つけました。
フィルム一眼レフの中では比較的軽量で、持ち運びやすさが大きな特徴です。クラシカルでおしゃれなデザインもお気に入り。シャッターを切ったときの音や手に伝わる振動・重量感も心地よく、撮影体験そのものを楽しませてくれます。

現像に出すたびに撮影の楽しみが広がる
撮影時の空気感や温度、光を忠実に写し取ってくれるため、「もっと撮りたい」と思わせてくれる瞬間が何度もあります。そのおかげで、自分の写真を好きだと思える機会も増え、現像に出すたびにワクワクを感じるようになりました。
インスタントカメラなどの写りに物足りなさを感じる方や、繊細な描写が好きな方、フルマニュアル撮影に挑戦したい方にもぴったりの一台です。

▼Information
OLYMPUS OM1について
1972年にOMシリーズの初代機として発売されたOLYMPUS O-1。 一眼レフカメラの「大きい」「重い」「シャッターの作動音・ショックの大きさ」という欠点を克服し、小型・軽量だけでなく、高操作性、高耐久性を兼ね備えた名機。広いファインダーを搭載し、手ブレしにくいため、初心者や女性にも扱いやすいと、現在も人気が高いカメラの一つ。
幅・高さ・奥行:136mm×83mm×50mm
重量:510g