とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はオリンパスのカメラ「OLYMPUS OM-1」とその作例をご紹介します。

OLYMPUS OM-1
作例で使用した機材

camera : OLYMPUS OM-1
renz : zuiko 50mm f1.4

わたしがOLYMPUS OM-1で撮る理由

PROFILE

wakana

PROFILE

wakana

大学時代にカメラをはじめ、フィルムカメラの魅力に夢中になりました。光と影が印象的な場面や、日常にある美しい瞬間を残しています。さまざまな写真現像店を利用し、「#現像メモ」で特徴や作例をまとめています。

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はじめてのフィルムカメラで、今でも愛着があります。
小さくて持ち運びに便利な、フィルムらしい写りのカメラを探していて、見つけました。

粒子感や少し粗めの描写と、すっきりとした印象を兼ね備えた、フィルムらしい写り。
シンプルで癖がなく使いやすいです。

現在は残念ながら故障してしまいましたが、見た目の可愛らしさも気に入っていました。

OLYMPUS OM-1

軽くてコンパクト 撮りやすく、シンプルさが魅力的

フィルムメインの作風や、全国の現像所を利用して作例をまとめる「#現像メモ」など、自分の方向性を決めるきっかけにもなりました。

フィルムカメラにのめりこむきっかけになったカメラです。

シンプルなフィルムカメラを使いたい人、透明感のある写真を撮りたい人におすすめしたい一台です。

OLYMPUS OM-1

▼Information

OLYMPUS OM-1について

1972年にOLYMPUSの35mm一眼レフ:OMシリーズの初代機として発売されたOLYMPUS OM-1。

当初は「OLYMPUS M-1」として登場するも、Leica社の申し入れによって1973年以降「OLYMPUS OM-1」に名称変更した、変わった経緯を持っている一台。

一眼レフカメラの「大きい」「重い」「シャッターの作動音・ショックの大きさ」という欠点を克服し、小型・軽量だけでなく、高操作性、高耐久性を兼ね備えた名機。
広いファインダーを搭載し、手ブレしにくいため、初心者や女性にも扱いやすいと、現在も人気が高いカメラの一つ。

それもそのはず。OLYMPUS OM-1の洗練されたデザインは、「OLYMPUS PEN」シリーズも手がけたオリンパスの名技術者:米谷美久氏によるもの。

幅・高さ・奥行:136mm×83mm×50mm
重量:510g