Nikon F4

とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はニコンのカメラ「Nikon F4」とその作例をご紹介します。

PHOTOGRAPHER PROFILE

斎藤 理音

PHOTOGRAPHER PROFILE

斎藤 理音

1996年生まれ。栃木県在住。旅すがら風景写真を撮ったり、身の回りのあれこれを撮っています。

instagramのアイコン @noir.otias 別のタブで開く @rion_saito 別のタブで開く

Model

育実 (Instagram:@hagu_dayo)

アサイ ヒナタ (Instagram:@asai_hinata_)

孫 兆軒 (Instagram:@sonchoken)

Nikon F4の本体写真

使用機材

レンズ
・AI AF Nikkor 50mm F/1.4D
・AI AF Zoom-Nikkor 24-120mm F3.5-5.6D IF

フィルム
・Kodak ULTRAMAX400

わたしがこのカメラで撮る理由

カメラと出会ったきっかけ

「ファインダーで見たままを写真にしたい」と思い、ファインダーの視野率が100%のカメラを探したのが、NikonF4との出会いのきっかけでした。

なぜ使いたくなるのか

NikonF4と出会う以前に使っていたフィルムカメラでは、ファインダーで見えていた構図と現像された写真の構図との齟齬にかなりのストレスを感じていました。

このカメラはそういったストレスがなく、また大きくて見えやすいファインダーは、他のカメラで感じられない深い没入感を与えてくれ、より撮影に専念できるのも使いたくなる理由です。

このカメラが自分の作品にもたらした影響

堅牢な作りでどんな環境でも安定した撮影ができるこのカメラは、撮影に対するモチベーションや自信を与えてくれました。

どんな特徴や魅力があるか

・Fマウントレンズのほとんどが使え、オートフォーカスレンズも使える。
・初心者でも簡単に扱えるプログラムオートモードからフルマニュアル設定で撮影できる。

描写や使い心地、好きなポイント

重厚感があり、ダイヤルがたくさん付いていてカメラらしいところが大好きです。
大袈裟なシャッター音も写真を撮った感があって良いです。

どんな人におすすめしたいか

写真の構図にこだわりたい方はもちろん、フィルムカメラ初心者の方にもおすすめです。

information

Nikon F4の基本情報

Nikon F4は1988年にニコンからフラッグシップ機として発売されたAF一眼レフカメラ。

丸みのある曲線ボディは、F3同様ジウジアーロ氏のデザイン。唯一無二の美しさは所有欲を満たします。
シャッター速度は最高1/8000秒で、さらに撮影の幅が広がりました。また、Aiレンズ、非Aiレンズどちらにも対応しており、搭載できるレンズの種類が多いことも嬉しいポイントです。

今では当たり前となったAF機能が進歩していく中での最高傑作と言えるカメラです。
ぜひお手に取ってみてくださいね。

幅・高さ・奥行:169mm×118mm×77mm
重量:1,090g