Leica M10

とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はライカのカメラ「Leica M10」とその作例をご紹介します。

PHOTOGRAPHER PROFILE

米田 卓也 (takuya yoneda)

PHOTOGRAPHER PROFILE

米田 卓也 (takuya yoneda)

1988年生まれ/大阪在住。一枚の家族写真に心が動き、会社員から写真家へ。大阪で写真スタジオ「Nijiiro Film」として独立。日々、自分が感じる「愛」を写真に撮っています。

instagramのアイコン @yone1988 別のタブで開く URLリンクのアイコン https://nijiirofilm.com/ 別のタブで開く

愛用機材情報

カメラ:Leica M10
レンズ:SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH

わたしがこのカメラで撮る理由

その機材と出会ったきっかけ

当時使っていたカメラよりも、「日々持ち出したくなるカメラ」と「愛着を持って長く大切にできるカメラ」を考えた時に、Leicaに辿りつきました。

なぜ使いたくなるのか / 描写や使い心地、好きなポイント

これは僕の感覚ですが、初めてシャッターを切った時、「線のうつくしさ」その描写に感動したことを、今でも覚えています。

Leicaの良さは言葉にできないとよくお聞きしますが、言葉通り、自分も虜になりました。

その機材が自分の作品にもたらした影響

日常にある「影」、世の中の「線」を今まで以上に意識するようになり、写真を撮るコトがより楽しくなりました。

これまで感じていなかった、ピントが外れている写真も愛おしくなり、視点が広がりました。

どんな特徴や魅力があるか 

シンプルを追求した、うつくしいデザイン。

マニュアルでピントを合わせ、被写体に想像以上に「寄れない」不便があるからこそ、じっくり写真を撮ることができて、シンプルだからこそ瞬間的にシャッターを切ることができます。

どんな人におすすめしたいか

・一枚の作品性を上げながら、常に持ち歩きたい方
・機材に迷わず、長く愛せるカメラに出会いたい方

information

Leica M10基本情報

Leica M10は2017年に発売されたレンジファインダー式デジタルカメラ。
フルサイズセンサーを搭載し、有効画素数は2,400万画素です。

このカメラの特徴はなんといっても唯一無二なデザイン。手に馴染むM型フィルムカメラのサイズ感をM型デジタルカメラで再現したことで、スペックだけでなくサイズにも気を配られた機体です。

また、写真撮影に本当に必要な要素だけを追求しているというライカ機ならではの直感的な操作性は、このカメラにおいても洗練された背面デザインが撮影に集中させてくれます。

フィルムカメラから受け継がれるM型Leicaの魅力が詰まった一台です。
ぜひお手に取ってみてください。

幅・高さ・奥行:139mm×80mm×38.5mm
重量:約660g(バッテリー含む)