Kodak EKTAR H35N #わたしのカメラ vol.149
とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はコダックのカメラ「Kodak EKTAR H35N」とその作例をご紹介します。
作例で使用した機材
camera : Kodak EKTAR H35N
film : Kodak ColorPlus200, Kodak PORTRA400
わたしがKodak EKTAR H35Nで撮る理由
コンパクトでかわいい見た目なのにしっかり写るハーフカメラ
フィルムの価格が高騰する中で、もっと気軽にフィルムを使えるカメラとしてハーフサイズカメラのKodak EKTAR H35Nを選びました。軽くてコンパクトで、かわいい見た目なのにしっかり写るのが魅力です。
ミラーレスのようにすべてがきれいに写るわけではありませんが、その場の空気感や記憶をフィルムに記録してくれるお手軽カメラとして、いつもボクのバッグの中に忍ばせています。 ブレたりピントが合わなかったりすることもありますが、ぼやけた世界の向こうに見える被写体の笑顔が、当時の楽しかった気持ちを鮮明に思い出させてくれます。また、シャッターを押すだけの簡単操作なので、被写体との距離感が縮まるように感じます。
ボクは常にRICOH GR ⅢやLeica M10を持ち歩いていますが、フィルムカメラも持ち歩くには軽くてコンパクトであることが必須です。EKTAR H35Nはその条件にぴったりなカメラでした。
瞬間を捉える大切さを教えてくれた
その場でシャッターを押すことが一番大切だと教えてもらいました。多少ブレたりボケててもいいから、空気感を記録するために行動することが大事だと感じました。
Kodak EKTAR H35Nをおすすめしたい人
コストの関係でフィルムの敷居が高いと感じている人にぜひ使ってほしいです。ハーフサイズカメラなので通常の2倍のコマ数を撮影でき、フィルム残数を気にせずにどんどんシャッターを切れるのが最高です。
PROFILE
PROFILE
すぎっち
夕暮れ時を撮影するかたわれどきフォトグラファー。現在は名古屋市内でcoffeeとスナップを中心に楽しんでいます。noteやブログ、Youtubeを運営中。
@cedar0419 @cedar_studio https://note.com/stiudiocedar▼Information
Kodak EKTAR H35Nについて
Kodak EKTAR H35Nは、Kodakが提供するハーフフレームフィルムカメラ。2023年に発売されたEKTAR H35Nは、従来のEKTAR H35の後継機として登場し、さらに使いやすさとデザイン性が向上しています。このモデルは、35mmフィルムを使用し、1枚のフィルムで通常の倍の写真を撮影できるハーフフレーム形式を採用しています。軽量でコンパクトなデザインと内蔵フラッシュを備えており、レトロな魅力と現代的な機能を融合させています。
寸法(幅×高さ×奥行):約 110mm×62mm×39mm
重量:約 110g