とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回は富士フイルムのカメラ「FUJIFILM X-S10」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材

camera:FUJIFILM X-S10
lenz:フジノンレンズ XF35mmF1.4 R

わたしがFUJIFILM X-S10で撮る理由

PROFILE

真秀

PROFILE

真秀

熊本県出身。4月から社会人生活がスタート。
好きだと思った瞬間やその時の思い出を忘れないように、切り撮っています。

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見た目が可愛らしく、コンパクトなボディで、写りがフィルムのようなデジタルカメラを探していたとき、富士フイルムのカメラをおすすめしてもらいました。特に、FUJIFILM X-S10は、軽量かつグリップが深くて持ちやすいため、片手でも撮りやすい部分に惹かれ、購入しました。

フィルムシュミレーションで写真の幅が広がっていく

富士フィルムには、フィルムを交換する感覚で色調やコントラストの変化を楽しめる「フィルムシュミレーション」が搭載されています。特に、フィルムカメラで撮影したような色味になる「クラシックネガ」というフィルムシュミレーションが好きで、愛用しています。さらに、粒子感をプラスできるグレイン・エフェクトを設定&内蔵フラッシュで撮影すると、“写ルンです”のような写りになるのも気に入っています。

フィルムカメラのような写りを楽しむようになってからは、日常的な風景をよく撮るようになりました。フィルムシュミレーションの質感が生かされるマジックアワーの空は、特によく撮ります。

その場の雰囲気に合わせて色調やコントラストを簡単に設定したい方、日常使いから作品撮りまで幅広く撮影を楽しみたい方におすすめのカメラです。見た目が可愛くて、日常的に持ち運びたくなるので、サブ機を検討している方も、ぜひお迎えしてみてください。

▼Information

FUJIFILM X-S10について

2020年に富士フイルムより発売されたミラーレス一眼レフカメラ。約465gを誇る小型軽量でお洒落なデザインでありながら、有効画素数は約2610万画素、イメージセンサーには「X-Trans CMOS4」を採用するなど、当時の最新技術を搭載したカメラで、現在でも高い人気を誇っています。富士フイルム独自の「フィルムシュミレーション」や、自然な粒状感を加える「グレイン・エフェクト」は、まるでフィルムカメラで撮影をしたような描写が楽しめます。

幅・高さ・奥行:126× 85.× 65.4mm
重量:約465g