とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回は富士フイルムのカメラ「FUJIFILM TIARA ZOOM」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材
camera:FUJIFILM TIARA ZOOM
lens:fujinon zoom lens
わたしがFUJIFILM TIARA ZOOMで撮る理由
PROFILE
PROFILE
あさのみう
宮城県生まれ、宮城県育ち。5歳のときに両親からコンパクトデジタルカメラを与えられたことをきっかけに、写真に親しむ。大学では写真部に所属し、以前から関心のあったフィルムカメラを手にしたことで、その魅力に深く惹かれるようになる。社会人となった現在も、日常のなかのささやかな瞬間を、フィルムで丁寧に写し続けている。
@_umineco_よく立ち寄っているカメラ店で「FUJIFILM TIARA ZOOM」に出会いました。すでにコンパクトフィルムカメラは持っていたものの、スタイリッシュで可愛らしい佇まいに心を掴まれ、購入を決めました。
ポケットに収まるほどのサイズ感で、荷物を増やすことなく持ち歩けるのが魅力。威圧感のないコンパクトな存在感のおかげか、友人や恋人を撮るときも自然な距離感で向き合えます。そのため、自然と温かい印象の写真が撮れる気がします。また、フラッシュ内蔵のため、夜や雪の日でも安心して撮影ができ、撮りたいと思った瞬間にシャッターを切れる軽やかさがあります。

日常の延長線上でシャッターを切れる一台
小型ながら写りはシャープで、ときには一眼レフに引けを取らない描写を見せてくれることもあります。さらに光を取り込むと、写真全体が穏やかな雰囲気に変わり、印象的な写真に仕上がります。
「撮る」という行為に縛られすぎず、日常の延長線上でシャッターを切れる一台なので、映えを追い求めるというよりも、日々の出来事や大切な人との時間をそっと残していきたい方におすすめしたいカメラです。

▼Information
FUJIFILM TIARA ZOOMについて
1996年に発売されたFUJIFILM TIARA ZOOMは、1990年代に登場した富士フイルムの超小型・軽量の高級コンパクトフィルムカメラ「ティアラ」シリーズを継ぐモデル。洗練されたデザインを受け継ぎながら、ボディをひと回り拡張し、光学2倍ズームレンズを搭載。さらにドロップインローディング方式を採用し、フィルムを落とし込むだけで装填が完了する手軽さも魅力です。
幅・高さ・奥行:116mm×63mm×34mm
重量:202g(本体のみ)