とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回は富士フイルムのカメラ「FUJIFILM GFX50SⅡ」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材

camera:FUJIFILM GFX50SⅡ
lens:PENTAX A645 55mm f2.8・PENTAX A645 75mm f2.8

わたしがFUJIFILM GFX50SⅡで撮る理由

PROFILE

白坂 理帆 | Riho Shirasaka

PROFILE

白坂 理帆 | Riho Shirasaka

写真・映像作家。
1999年生まれ。東京在住。
中学生の頃から写真を撮り始める。
2022年の川内倫子氏の個展に感銘を受け、写真にのめり込む。
とんぼ玉出版メンバー。

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憧れのフォトグラファーが使用していたことをきっかけに、中判カメラである「 FUJIFILM GFX 50S II 」に出会いました。

撮影後は、RAWデータをパソコン上で仕上げる「RAW現像」を行っていますが、階調が非常に豊かで、色づくりの自由度が高い点が大きな魅力です。35mmフルサイズよりも大きなセンサーを搭載する中判ならではのデータの懐の深さには、毎回驚かされます。

日常の延長線上でシャッターを切れる一台

描写力の高さは、撮影環境によってさらに際立ちます。特に曇りや雨の日のトーン表現が豊かで、以前は撮影が難しいと感じていた天候にも、積極的に向き合いたいと思えるようになりました。レンズによって描写の個性が変わる点も面白く、組み合わせを考える時間も楽しめます。

価格と性能のバランスも魅力ですが、私にとって一番大きかったのは「機材のせいにできない」と感じられたこと。プロ仕様に近い十分な性能があるからこそ、問われるのは撮り手の力量そのものです。その緊張感が自分を鍛え、写真に真摯に向き合う姿勢を育ててくれました。上達を目指したいと考えている方に、ぜひおすすめしたい一台です。

▼Information

FUJIFILM GFX50SⅡについて

2021年に富士フイルムより発売された中判デジタルカメラ。GFX 50Sの後継機として発売されたこのカメラは、センサーシフト型手ブレ補正や画像処理エンジンにX-Processor 4を搭載したにも関わらず、軽量化に成功。有効画素数は約5,140万画素で、豊かな階調表現が作品の奥深さを引き立てます。

幅・高さ・奥行:150mm×104.2mm×87.2mm
重量:900g(本体のみ)