とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回は富士フイルムのカメラ「FUJIFILM X-S10」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材
camera:FUJIFILM X-S10
lenz:Voigtlander NOKTON 23㎜ F1.2 Aspherical X-mount
わたしがFUJIFILM X-S10で撮る理由
PROFILE

PROFILE
miho
2000年、埼玉県生まれ。
中学3年生のとき、母からもらったフィルムカメラをきっかけに写真を撮り始めました。
今は、太陽を追いかけながら、光と影、そして日常のささやかな瞬間を撮り続けています。
旅に持って行けるコンパクトさと、フィルムカメラのような色合いを両立したカメラを探していたときに、このカメラと出会い、購入しました。
コンパクトで軽く、どこへでも気軽に持ち歩けるのが魅力です。ふとした瞬間にもすっと取り出して撮れるので、日常の何気ない光景を逃さず切り取ることができます。

日常の美しさを表現したくなる
このカメラと出会ってから、光や影、日常の中にある小さな美しさにより目が向くようになりました。特に、フィルムシミュレーション(※)の「クラシックネガ」は、どこか懐かしさを感じるような色味でとても気に入っています。写真の色味も相まって、自分の中にあった「懐かしさ」や「やわらかさ」を表現しやすくなったと感じています。
※フィルムを交換する感覚で色調やコントラストの変化を楽しめる富士フィルム独自の機能
「FUJIFILM X-S10」は、日常の中にある何気ない瞬間や、光と影の表情を丁寧に残したい人におすすめ。ラフに写真を楽しみながら、自分らしい色や空気感を表現できるカメラだと思います。

▼Information
FUJIFILM X-S10について
2020年に富士フイルムより発売されたミラーレス一眼レフカメラ。約465gを誇る小型軽量でありながら、有効画素数は約2610万画素、イメージセンサーには「X-Trans CMOS4」を採用するなど、当時の最新技術を搭載したカメラで、現在でも高い人気を誇っています。
幅・高さ・奥行:126× 85× 65.4mm
重量:約465g