とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はコンタックスのカメラ「CONTAX137」とその作例をご紹介します。

contax137_12
作例で使用した機材

camera : CONTAX137
renz : YASHICA LENS 50mm f1.7
作例に使用したフィルム : FUJIFILM FUJICOLOR 100

わたしがCONTAX137で撮る理由

PROFILE

wakana

PROFILE

wakana

大学時代にカメラをはじめ、フィルムカメラの魅力に夢中になりました。光と影が印象的な場面や、日常にある美しい瞬間を残しています。さまざまな写真現像店を利用し、「#現像メモ」で特徴や作例をまとめています。

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安価にオート露出機能付きのCONTAXを使いたい人におすすめしたい一台

愛用していたYASHICAのフィルムカメラのボディが壊れたことがきっかけで、YASHICAのレンズが使えるCONTAXマウントのカメラを探していたところ、破格の値段で見つけました。

単三電池が4本入り重量感があるCONTAX137は、人気のCONTAXマウントでも安価で購入でき、機械的なシャッター音がかっこいい一台。

わたしがCONTAX137を愛用している理由は、使い勝手とレンズの描写が気に入っているから。それまではフルマニュアルのフィルムカメラしか使ったことがなく、撮影のたびに設定を調整し、フィルムを巻き上げ、シャッターを切るという作業が当たり前でしたが、オート露出機能(電子制御式AE)カメラになってからは、気軽にシャッターを切ることができるようになりました。

contax137_3

失敗も少なくなり、安心してフィルムを使えるようになったのも嬉しいポイントです。フィルムカメラの操作が苦手で、まずはオート露出機能付きのフィルムカメラを使ってみたい人、比較的安価にCONTAXを使いたい人におすすめしたい一台です。

▼Information

CONTAX137について

「CONTAX(コンタックス)」は、名門ツァイスレンズを活かすためにドイツで誕生し、1983年に日本のヤシカによって復活したカメラブランド。モータードライブ機構内蔵一眼レフ、自動露出機構がついたコンタックス137は撮影者の意図した写真作りをリアルタイムに実現してくれる1台。また、特徴はシャッター作動と測光機能が高速1/1000秒で正しく作動する精度の高さと安定性にある。フラッシュ撮影はTTL自動(調光操作が簡単で、露出も正確。多彩な光の演出が楽しめる1台。

寸法(幅×高さ×奥行):幅 143mm X 高さ 92.5mm X 奥行き 51mm
重量:610g(電池含まず)。