とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はコンタックスのカメラ「CONTAX G2」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材
camera:CONTAX G2
lens: CONTAX Carl Zeiss Distagon 28mm F2.8 T*・CONTAX Vario-Sonnar T*35-70mm F3.5-5.6
わたしがCONTAX G2で撮る理由
「カリッカリに写るカメラが欲しい」
旦那さんにそんな相談をしたところ、「CONTAX G2」というカメラがあることを教えてもらいました。思い立って、コンタックス専門店として名高い極楽堂さんを訪ね、悩みに悩んだ結果、このカメラを迎えることにしました。

フィルム撮影がさらに楽しくなった一台
まず惹かれたのは、圧倒的にカッコいいチタンボディ。その質感は唯一無二です。ただし重量はずっしりとしており、ふだん軽量カメラを好む自分には少し構える存在でもあります。
しかし、それ以上にシャープな描写力と持ち運びたくなるコンパクトさが魅力で、大事な撮影や何気ない日常まで、このカメラで残したいという気持ちが湧いてきます。カリッカリな写真を撮れるようになったことで、写したかった表現もできるようになり、フィルムでの撮影が一層楽しくなりました。
万人受けするかと言われれば、必ずしもそうではないかもしれませんが、一度手にすれば間違いなく楽しいカメラです。

▼Information
CONTAX T2について
1996年に発売した、35mmフィルムレンジファインダーカメラ。コンパクトなボディでありながらレンズ交換が可能で、カールツァイス製Gレンズとの組み合わせにより、スナップからポートレートまで幅広い撮影に対応。オートフォーカス対応のレンジファインダー機構を搭載しており、素早く正確なピント合わせが可能です。
幅・高さ・奥行:142mm×93mm×60mm
重量:590g(本体のみ)