とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はコンタックスのカメラ「CONTAX Aria」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材
camera:CONTAX Aria
lens:CONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.7
わたしがCONTAX Ariaで撮る理由
PROFILE
このカメラとの出会いは、写真家・岩倉しおりさんの作品がきっかけ。
岩倉しおりさんが北海道で撮影したジュエリーアイスのお写真で、差し込んだ光が綺麗に映る描写に心惹かれ、カメラの機種を調べてみると、「CONTAX Aria」の文字が目に止まりました。

光を繊細に描き出してくれる
手にしっくりと馴染む丸みのあるグリップと、軽量で持ち運びやすい点が魅力。光をやわらかく美しく捉え、水面の反射や木漏れ日の玉ボケまでも繊細に描き出してくれます。光を取り入れた作品づくりを重ねるなかで、自分の写真のイメージも少しずつ形になってきました。
日常の記憶やその場の空気感をやさしく写すこのカメラは、マルチモードAE採用されていて細かな調整をせずとも綺麗でレベルの高い撮影をすることができるシンプルな操作性で使いやすく、フィルムカメラをこれから始めたい方にも寄り添ってくれる一台です。

▼Information
CONTAX Ariaについて
1998年に、CONTAX一眼レフシリーズの軽量モデルとして登場したCONTAX Aria。
一眼レフカメラにありがちな「大きくて重い」というイメージを覆し、約460gの軽量ボディに高精度の露出計と多彩な露出モードを搭載。世界的に評価の高いカールツァイスレンズを装着できるヤシカ/コンタックスマウントを採用しているため、描写力にも優れています。
幅・高さ・奥行:137mm×92.5mm×53.5mm
重量:460g