とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はキャノンのカメラ「Autoboy Luna 105」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材
camera:Autoboy Luna 105
わたしがAutoboy Luna 105で撮る理由
フィルムカメラを始めたのは、学生時代、友達のフィルム写真に感動したことがきっかけ。当時カメラ初心者だった僕は、オートフォーカス機能付きで持ち運びやすいという理由で、このカメラを選びました。光がふわっとにじむような柔らかい写りが気に入っています。

心の温度感をそのまま切り取る
オートフォーカスのおかげで、ピントを合わせる手間がないため、心が動いた瞬間にシャッターを押せるのが、このカメラの魅力。そのときの心の温度を、そのまま写真に残せるような感覚が嬉しくて、撮ることがとても好きになりました。一方で、ピントがどこに合っているかがわからないため、現像した写真の写りが完璧ではないときもよくあります。でもそれもこのカメラの“個性”と捉えて、現像を待つ時間も含めて楽しんでいます。
フィルムカメラに興味を持ち始めた人やカメラ初心者の方にはもちろん、すでに他のフィルムカメラを使っている方にもおすすめしたい一台です。コンパクトでありながらフィルム特有の写りやを感じられるので、フィルムの楽しさを改めて教えてくれると思います。

▼Information
Autoboy Luna105について
38-105mmの2.8倍ズームレンズを搭載したオートフォーカス35mm全自動ズームコンパクトカメラ。人工知能オートフォーカス搭載で被写体に合わせて自動で最適なピント位置を選択。動きのあるシーンでもピントが合いやすいため、初心者でも失敗が少なく、安心して撮影を楽しむことができます。
幅・高さ・奥行:123x64x50mm
重量:約255g