とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はキャノンのカメラ「CANON AE-1」とその作例をご紹介します。

作例で使用した機材
camera:CANON AE-1
lenz:FD 50mm F1.8
わたしがCANON AE-1で撮る理由
フィルム写真に興味が湧き始めたころ、近所のカメラ屋さんでCANON AE-1と出会いました。
すべてマニュアルで設定でき、重さも丁度よいためどこにでも持ち運びたくなります。

切り取りたい瞬間を逃さない
シャッター音が大きいため「写真を一枚一枚撮っているという感覚の重み」を強く感じることができるのが魅力。また、シャッター優先モードもあるため、一瞬も逃さずに撮影できるのも嬉しいポイントです。
6年間使っていますが、今のところ一度も故障せずに使えています。シンプルで扱いやすいので初心者の方にはもちろんのこと、環境を気にせず撮影できるカメラを探している方にもおすすめです。

▼Information
CANON AE-1について
1976年にCanonから発売された35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフカメラ。 「連写一眼」というキャッチフレーズで世界的にヒットした1970年代を代表するフィルムカメラの一つ。
電子化やユニット・コンピュータの設計を根本的に見直し、生産の自動化によって、一眼レフ=高価という概念を高機能と低価格の両立で覆しました。
シャッター速度優先自動露出(AE)が搭載され、別売りの専用ワインダー*を装着すれば、秒間約2コマの連続撮影ができます。 これによって、初心者からプロまで、幅広いカメラユーザーに親しまれました。
*ワインダー:カメラの下部に取り付ける、フィルムカメラの巻き上げを電自動化するためのアクセサリー
幅・高さ・奥行:141mm×87mm×48mm
重量:590g(ボディのみ)