とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はキヤノンのカメラ「Canon Autoboy ZOOM Super」とその作例をご紹介します。

堤中耕太郎
作例で使用した機材

camera:Canon Autoboy ZOOM Super

わたしがCanon Autoboy ZOOM Superで撮る理由

PROFILE

堤中耕太郎

PROFILE

堤中耕太郎

1997年12/20、広島県安芸高田市生まれ
7年前に東京にて就職、去年の12月にフィルムカメラを始める。今年8月にミラーレス一眼を購入し、人物やライブの撮影などを行っている。

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カメラを始めて1〜2ヶ月程経ち、ストロボ付きでポケットに入る、コンパクトなカメラが欲しくなり探していたところ、カメラのキタムラのジャンクコーナーで出会いました。

当初の予定とは異なり大きなサイズにはなってしまったものの、ズーム機能や歪で個性的な形に一目惚れし、すぐ購入を決めました。リモコン不良のジャンク品ということもあり安価でしたが、その他は問題なく機能しており、現在も元気に動作しています。

堤中耕太郎

Autoboyに出合い、幅広い被写体を撮る意識に変わった

39-85mmの幅広く使いやすい倍率と、Canon FDレンズに似た暖かみがありつつも、繊細な写りが気に入っています。

もともと街中でのスナップ写真や風景を多く撮っていましたが、このカメラを手にしてから人を撮りたい気持ちが強くなり、実際にその機会も増えたように思います。

風景から人物まで幅広く撮りたいひとや、アウトドアが好きなひとにオススメしたいです。

堤中耕太郎

▼Information

Canon Autoboy ZOOM Superについて

オートボーイシリーズは1979年からキヤノンが発売したオートフォーカスコンパクトカメラ。
135フィルムを使用し、誰でも簡単に美しい写真が撮影できることで絶大な支持を得た。

1979年発売の初代「AF35Mオートボーイ」から始まり、2005年発売の「オートボーイN130II」まで、19機種のカメラを生み出したロングセラーシリーズ。1989年に発売されたCanon Autoboy ZOOM Superは、レンズシャッター式AF35mm 全自動カメラとして、最高級機。
現在でもその人気は絶えることなく、中古市場でも注目を浴び続けている。

幅・高さ・奥行:153×93×68mm
重量:640g(電池含む)