中国で活躍する写真家が、女性の美を通して「物語の瞬間を切り取る可能性」を追求した日本でのデビュー作品
「Elysium」とは古代ギリシャ語で、「死後の楽園、雲の上の土地」という意味だ。
この秘境に映し出されているのはまるで神話の女神のように、美しい女性たち。
自然と彼女たちが調和した情景には存在そのものを優しく包み込んでくれるような癒しの力がある。
私が撮影する女性たちには、自由な精神を持っていてほしい
本文あとがきより
誰かを喜ばせる必要なんてなく、ただ存在してくれるだけで良い
著者のねがいはひとつ
ほんの一瞬、心の中を無にして、ありのままの自分でいてくれること。
わずかなひと時でいい
日常をそっと横に置き、ページをめくってほしい。
全ての女性への愛情とあたたかな眼差しを込めた写真詩集。
PROFILE
PROFILE
劉 葉子（りゅう ようこ）
写真家
1992年6月3日、中国の陝西省に生まれる。
ポートレート写真を専門とし、写真集『撷取片刻』を中国で出版。
これまでに何度か中国で、『人像摄影』などの写真雑誌に作品が掲載されている。
本作にて第8回写真出版賞奨励賞受賞。
シャッターが下りるたびに、用紙に光を当て、銀塩で浮き上がらせた写真には唯一無二の魅力がある。
静止画の中に、物語の瞬間を切り取る可能性を追求していきたい。
@hjnarcissus
@Narcissus603
https://weibo.com/u/2707628917
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■劉葉子『秘境～Elysium～』
発行：みらいパブリッシング
出版年：2024年3月8日
価格：1650円（税込）
仕様：ソフトカバー/A5判/80ページ
