【作例レビュー】Canon AE1|キヤノンのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.074

とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はキヤノンのフィルムカメラ「Canon AE1」とその作例をご紹介します。

Photographer / TAROO

2001年生まれ 北海道札幌市出身 神奈川県在住

外に出て自然や街並みなどを眺めたりしている時に目で見た景色、時間の流れ、人の動きなど私の見た「リアルな世界」を撮りたい。そんな思いで写真を撮っています。

Instagram @taroo_71


Canon AE1の作例

わたしがCanon AE1で撮る理由

大学生になってから、日々の生活を記録する用にフィルムカメラを持ち歩くようになりました。フィルムで撮る写真のリアルさ、デジタルでは写し出せない世界観に魅力を感じ、一眼でも撮りたいと思うようになり、新宿の中古カメラ屋に足を運びました。

そこでレトロな質感、機械らしいゴツゴツとしたフォルムに一目惚れし、購入したのがこのCanon AE-1 programです。

このカメラは、プログラム式AEやシャッタースピード優先式AEなどが備わっているため、カメラの知識が全くない私にも楽に使い始めることができました。なにかしら自分の感性に刺さる物を見たら、すぐにカメラを構えてしまう私にはもってこいの機能でした。慣れていくうちにマニュアル操作でも撮れるようになり、写真の幅も広がりました。

また、自然や街の中の景色などを、Canonならではの鮮やかな発色、かつ高コントラストで映し出すことができ、私の見た「リアルな世界」を表現することができます。

information

Canon AE1の基本情報

Canon AE-1は、1976年に発売された一眼レフカメラで、初めてのマイクロプロセッサ制御の一眼レフとして注目されました。そのシンプルで使いやすい操作性と、高い機能性が特徴で、当時のカメラ市場で大ヒットしました。

AE-1は当時の一眼レフカメラには珍しい、ファインダーに露出表示を設けています。露出が適切でない場合、ファインダー内にオレンジ色のアラートが表示されるため、簡単に露出補正をすることができます。

丈夫で耐久性に優れた金属製のボディは、無駄のない洗練されたデザイン。機能性はもちろん、デザイン性を重視する方にもおすすめです。

交換レンズも豊富なラインナップで、様々な撮影に対応することができます。また、カメラ本体にはモータードライブが装備されており、高速な連写も可能です。

どこを取っても隙のないAE-1。それこそが今なお愛され続ける理由ではないでしょうか。

幅・高さ・奥行:141㎜×86㎜×48㎜
重量:620g

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