【作例レビュー】PENTAX LX|ペンタックスのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.009
はじめてフィルムカメラを買いたいときの疑問を解消する連載「#わたしのカメラ」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
Photographer・meg (@megtronik)
PENTAX LX
Camera
PENTAX LX
Lens
PENTAX Super Takumar 55mm F2
Film
Lomography Color Negative ISO 400
Photographer
meg
埼玉県出身、東京都在住。
自然の中に遊びに行くことが多く、思い出をきれいに残したくてデジタル一眼レフを購入。
それをきっかけに本格的に写真を始め、色や質感にこだわりフィルムカメラで作品を撮るようになる。
自然を楽しみながら景色や植物を含めた撮影をすることが好き。
instagram @megtronik
フォトグラファーのカメラへのコメント
“おもしろいレンズがたくさんあるM42マウントが使用できてシャッタースピードが速く、絞り優先が使えて多重露光が可能”という条件でカメラを探していてPENTAX LXにたどり着きました。
Super Takumarはふわっとした写りやレンズフレア、ゴーストがきれいに出るところが気に入っています。
撮影の時はだいたいハーフカメラ(OLYMPUS PEN FT)と2台持って行くことが多いですが、景色や見たものの色や質感に感動した時はハーフカメラではなく、美しさを残せるLXで撮影しています。
information
PENTAX LXの基本情報
PENTAX LXは、旭光学の60周年目の1980年に発売された35mmフィルム一眼レフカメラで、「PENTAXの歴史上唯一のフラッグシップ機」。LXはローマ数字の60に由来し、旭光学の全技術が集結したカメラです。
まずは、プロレベルの高い機能性にも関わらず、570g と軽量で細やかなディテールデザイン。持ちやすさと文字が浮き彫りされたシャッターダイアルに魅了されているカメラユーザーは数知れず。
そして、ボティの最大の特徴が「防塵防滴仕上げ」であること。写真に没頭できるプロ用のクオリティが追求され尽くした耐候性です。
シャッターは、機械式と電子式のハイブリッド。ずっしりとしたシャッター音とともに、一瞬一瞬を逃しません。
高い自動露出制御や、ファインダーの種類の豊富さ、アクセサリーがカスタマイズでき、まさにフラッグシップ機に相応しい最高峰カメラです。
発売から20年以上製造されていたため、製造時期によって「初期型」「前期型」「後期型」の3つに分けられます。
基本的な機能は変わりないものの、現在も修理対応している「後期型」が中古市場ではよく選ばれています。
「後期型」は、むき出しのシャッターボタンを守るためのガードがあり。megさんのPENTAX LXにもしっかり付いています。
幅・高さ・奥行:144.5mm×90.5mm×50mm
重量:570g
#わたしのカメラとは?
「作例から選ぶカメラ」そんな連載があったらいい——。写真と歩むライフスタイルを提案するCURBONがお送りする、作例から選ぶフィルムカメラ連載「#わたしのカメラ」です。