【作例レビュー】PENTAX 67|ペンタックスのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.044

とっておきのフィルムカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はペンタックスのフィルムカメラ「PENTAX 67」とその作例をご紹介します。

Photographer・松下航也 (@kouya_matsushita

PENTAX 67の作例

Camera

PENTAX 67 +smc takumar 105mm、90mm

Film

Kodak portra 400

Photographer

松下航也 / Kouya Matsushita

1995年生まれ。鹿児島県。
写真家、ブライダルフォトグラファー。
写真は、私の人生にとってなくてはならないもの。
好きなひとと過ごした大切な時間を、思うままに残す。


instagram @kouya_matsushita

わたしがこのカメラで撮る理由

PENTAX6×7は、日常的に写真を撮る上で、全くその方向性とは真逆の位置にあるカメラだと思っている。とにかく大きくて重くて、撮影可能枚数も少なく、フルマニュアル。
でもそれゆえに、一枚の写真を撮るという行為に必然的にじっくりと向き合うことになる。
そうして出来上がってきた写真は、たまらなく愛おしく感じる。

写真は人類が生み出した唯一の、本物のタイムマシンだと思う。
あのとき見た光景、あのとき共有した時間をフィルムに閉じ込めて、持ち帰る。
すぐには確認できない、だからちゃんと写っているかすらもわからない。

時を経て完成した一枚は、あのときの自分の記憶の想像を超えていたりする。
その感動を知っているからこそ、大切なひとと過ごす時間はいつも傍にこの重たいカメラを肌身離さず持っている自分がいる。

information

PENTAX 67の基本情報

PENTAX 67は、旭光学工業株式会社(現:リコーイメージング株式会社)が1969年に発売した中判一眼レフカメラ。後継機種である「PENTAX 67II」が発売されるまで30年にわたり販売された、中判一眼レフカメラの大ヒット商品。

“規格外”の大きさ、重さから、「バケペン」(お化けのようなPENTAX)と呼ばれるように。レンズを装着するとその重さは2キロを超えるほどの重量感。しかしながら、35mmの一眼レフのような快適な操作性と、圧倒的な解像力は大きな魅力で今なお多くの写真家に愛されている名機。

内蔵のミラーも大きく、シャッターを押すと「ガシャン」と迫力がある。ブローニーサイズのフィルムで撮れる枚数も10枚と限られているため、被写体をていねいに向き合いながら撮影したい人におすすめのカメラ。

幅・高さ・奥行:184mm×149mm×91mm
重量:1290g

#わたしのカメラとは?

「作例から選ぶカメラ」そんな連載があったらいい——。写真と歩むライフスタイルを提案するCURBONがお送りする、作例から選ぶフィルムカメラ連載「#わたしのカメラ」です。