【作例レビュー】OLYMPUS PEN EES-2|オリンパスのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.010
はじめてフィルムカメラを買いたいときの疑問を解消する連載「#わたしのカメラ」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
Photographer・金本 凜太朗 (@torintaro)
OLYMPUS PEN EES-2
Camera
OLYMPUS PEN EES-2
Lens
D.Zuiko 30mm F2.8 (固定)
Film
Kodak UltraMax 400
Kodak Gold 200
Photographer
金本 凜太朗 Rintaro Kanemoto
1998年 広島県広島市生まれ。
2020年 東京綜合写真専門学校卒業後、本格的にフリーランスとして東京を拠点に活動を開始。
Webや雑誌など様々なジャンルで撮影を行うほか、作品集の制作や写真展の開催など作家としても精力的に活動している。
instagram @torintaro
twitter @torintaro
フォトグラファーのカメラへのコメント
とにかくコンパクトで、ハーフサイズということもあり罪悪感無く撮れるのが良いです。
またシャッターと露出計もアナログなので、電池切れの心配もありません。
フォーカスは目測で、なんとなくの距離を合わせます。最初はピンボケ写真を量産しましたが、使っているうちに慣れてきました。
デジタルは綺麗に写り過ぎるので、フィルム特有の光線漏れやハレーション・古いレンズのにじみなど、デジタルでは補えないフィルム特有の表現が欲しい時に重宝しています。
良い意味で写りすぎない、アナログな魅力が詰まったカメラだと思います。
information
OLYMPUS PEN EES-2の基本情報
OLYMPUS PEN EES-2は、1968年に発売され、OLYMPUS PEN EEシリーズの決定版となったハーフサイズレンズシャッターカメラ。 1960年代〜1970年代のハーフフィルムカメラブームを牽引したカメラの一つ。
世界初プログラムEEシャッターを搭載し、露出調整が自動化されているため、ピントを調節するだけと、誰でも簡単に操作でき、しっかりと撮れると、フィルム入門機としての人気も高い。
ピント調整は、4段階の目測式のゾーンフォーカス。その気軽さと、ざっくりピントを合わせるワクワク感がフィルムユーザーを楽しませています。
単焦点レンズ「Dズイコー30mm F2.8」は、ハーフでも高い解像度で申し分なし。
幅・高さ・奥行:108mm×66mm×47mm
重量:370g
#わたしのカメラとは?
「作例から選ぶカメラ」そんな連載があったらいい——。写真と歩むライフスタイルを提案するCURBONがお送りする、作例から選ぶフィルムカメラ連載「#わたしのカメラ」です。