【作例レビュー】OLYMPUS M-1(OM-1)|オリンパスのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.066


そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はオリンパスのフィルムカメラ「OLYMPUS M-1 (OM-1)」とその作例をご紹介します。

Photographer / mii

1994年生まれ、新潟県出身・東京都在住。旅と写真と文章をこよなく愛する。平日は会社員をしながら、休日は趣味の旅行や喫茶店・雑貨屋巡りに時間を費やし、旅先や日常のあれこれを写真におさめている。海や山などの自然の色、木漏れ日のあるところ、温かみのあるやさしい写真が好き。

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note : @takami0105


OLYMPUS M-1(OM-1)の作例

OLYMPUS M-1(OM-1)の作例
OLYMPUS M-1(OM-1)の作例
OLYMPUS M-1(OM-1)の作例
OLYMPUS M-1(OM-1)の作例
OLYMPUS M-1(OM-1)の作例
OLYMPUS M-1(OM-1)の作例
OLYMPUS M-1(OM-1)の作例
OLYMPUS M-1(OM-1)の作例

わたしがOLYMPUS M-1 (OM-1)で撮る理由

元々、フィルム特有の写りや現像を待つ時間が好きで、写ルンですやOLYMPUS TRIP35を使って撮影していました。そんな中、より表現の幅を広げたいと思い、見た目もクラシカルで可愛らしいこのフィルム一眼レフカメラを購入しました。

基本的にkodak portra400と一緒に使っています。柔らかくてなんだか懐かしいような写真の色味と、光と影のコントラストを美しく映し出してくれるところ、そして薄暗い場所でもしっかりと写る機能性もお気に入りです。

マニュアルフォーカスのため、ピントや露出を自分で都度調整して撮っていくことになりますが、その分目の前の風景や被写体に一枚ずつ丁寧に向き合って、シャッターを切ることができます。思い出深い一枚が撮れること間違いなしの愛用カメラです。

information

OLYMPUS M-1 (OM-1)の基本情報

1972年に発売されたOLYMPUS OM-1は、一言で表すなら「使い手を第一に考えたカメラ」。

当時の一眼レフカメラは「重い、大きい、シャッター音が大きい」という難点を抱えていましたが、技術者の米谷美久氏の設計によって小型で軽量化とシャッター音の軽減に成功しました。ボディは小さくなっても操作系部分は大きく操作しやすい設計。フィルムカメラでネックとなっていたミラーショックはミラーにダンパーを装着することで軽減され、手ブレに強いのも大きな特徴です。

OLYMPUS M-1(OM-1)は、当初 「M-1」の名前で発表されましたが、LeicaのMシリーズと被ってしまうことから「OM-1」へと変更。初期に製造した約5,000台は、「M」の刻印が施されています。中古カメラ屋さんを巡っていたらいつか出会えるかも…?なんだか特別感のあるストーリーにワクワクしますね。

長さ・幅・高さ:50 x 136 x 83 mm
重量:510g

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