【作例レビュー】minolta SR 101|ミノルタのカメラ|#わたしのカメラ|vol.082

とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はミノルタのカメラ「minolta SR 101」とその作例をご紹介します。

photographer /-saki-

1999年生まれ、兵庫県在住。

何気ない日常や周りにいる大切な人たちを、日々フィルムで残している。

Instagram:@s_m_film55


minolta SR 101の作例

わたしがminolta SR 101で撮る理由

カメラを始めて1年が経った高校生3年生の春。「使ってないからぜひ活躍させてあげて」と親友のお父さんに譲ってもらいました。マニュアルのフィルムカメラを使ったことがなかったため、ファーストロールは巻き上げに失敗してフィルムが破けてしまいましたが、感光してしまった写真すらも今では愛おしい写真となっています。

露出計があるため失敗することが少なく、慣れるとピントもすぐに合わせられるため、これ撮りたい!と心が動いた瞬間にすぐにシャッターを切れるカメラです。持ち歩きできるサイズ感・重さのため日常的に使うことが多く、スナップ写真や家族・友だちの写真を残すことが増えたように思います。また、このカメラにはセルフタイマーの機能が付いており、自分も一緒に写ることができるため思い出を残すことができます。

くっきりとした写りではありますが、光を優しく柔らかに写してくれるため温かい写真に仕上がり、逆光で撮るとフレアが出るのもとても魅力的です。毎回フィルムが現像から帰ってくる度に心がときめき、このカメラのおかげで光の美しさや大切な人のふとした表情の尊さに気づけた気がします。これからも心が動くようなきらめきを残し続けたいと思います。

information

minolta SR 101の基本情報

minolta SR 101は、1975年に発売された35mm一眼レフカメラです。1966年に発売された同社の名機「SR-T101」の改良モデルとして誕生しました。

優れた光学性能や操作性が特徴で、初心者から上級者まで幅広い層に愛されました。シャッタースピードは1秒から1/1000秒まで設定でき、露出計を内蔵しているため、素早く正確な露出を実現できます。また、交換レンズに対応しており、様々な撮影シーンに対応できます。

どっしりとした金属製ボディは高級感もありつつ、誰からも愛されるようなスタイリッシュなデザイン。もしこのカメラと出会えたら、ぜひお手に取ってみてくださいね。

幅・高さ・奥行:143㎜×94㎜×47㎜
重量:620g

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